沖縄ウェディング プロデュース 「Love Baile(ラブバイレ)」

過去の公演から 1 英国ロイヤルバレエ団(上)

2010.09.22

英国ロイヤルバレエ団最近はなかなか見に行く機会が少ないバレエの公演ですが、その中でも、2010年6月に鑑賞した英国ロイヤルバレエ団「うたかたの恋」から。

2010年6月19日(土)~29日(火)まで上野の東京文化会館で行われた英国ロイヤルバレエ団「リーズの結婚」「うたかたの恋」「ロミオとジュリエット」。

このときは、23年ぶりの日本での公演となる「うたかたの恋」と、シェイクスピアの国イギリスの「ロミオとジュリエット」の2演目を見に行きました。

その中でも、今まで見た公演のベスト3に入る「うたかたの恋」から。

これは、まさしく無声映画の世界。

セリフがない世界観で、ここまでの真に迫る人間の欲であったり、情愛。

英国ロイヤルバレエ団ドラマティック・バレエの真髄を見た気がします。でも、生々しい性描写であったり、美しいだけでないグロテスクな心の闇であったりは、小さな子に見せるには少し…。都市部での、バレエ好きな大人のための舞台で、地方では出来ない演目だなあと思いました。

美しいクラシックバレエを見て、バレエの世界観を知った人にとっては楽しめますが、初めて見る演目ではない気がします。

「うたかたの恋」は、原題「マイヤーリング」と呼ばれ、名門ハプスブルク家の皇太子ルドルフの心中事件を題材にしています。無名の男爵令嬢であったマリーとともにマイヤーリング(地名)で突然の死を遂げたこの事件は、ドラマティックバレエの巨匠マクミランのバレエはもちろんのこと、映画「晩鐘」や小説「マイヤーリング」でも有名。その死の真相は、いまだに謎とされ、歴史のミステリーとしても、様々な説が飛び交っています。

内容のみならず、全編での10もの激しいパ・ド・ドゥ、高度な技術と、演技力が要求される難しい演目です。日本人にはなじみのない演目のため、上演回数も限られ、次にいつ見れるが分からない貴重な公演となりました。

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