沖縄ウェディング プロデュース 「Love Baile(ラブバイレ)」

自然は強くて美しい☆

2011.06.12

台風から2週間が過ぎて…

 台風が去って、梅雨が明けて夏本番の沖縄。強い紫外線が沖縄の風景を鮮やかに彩る中、嬉しい光景が…。台風でやられた木々たちから新芽、新緑の息吹が感じられるようになりました。

命の営みは続く…

 やわらかなまだ薄く頼りなげで、でもこれから美しく強くなっていくその命の限りないエネルギーを感じる新緑たち。思わず笑みがこぼれるような、自然がすることはどんなことにもちゃんとした続きがある。そこにあるのは、本質的な愛なのかもしれない。生まれ出る生命力は、人の心と体にも左右しているのを感じます。失われた喪失感を知っているからこそ大切にできる事。当たり前だと思っていたことは、決して当たり前ではないということ、自然の教えてくれることの何と雄大なこと。

つい1週間前まではこんなだったのに

 同じことはどこにもない。瞬間瞬間ですべては移り変わっていく。

 「あ~、世界とまさに出くわそうとしてる。二度と来ない私の今日~」

 これは、私の大好きな椎名林檎の「三文ゴシップ」というアルバムに収められている「色恋沙汰」という曲の中の歌詞の一部ですが、海や水、森や木々を見ているとなぜかいつも頭に浮かぶ言葉です。「二度と来ない私の今日」ってステキな言葉だなと思います。人は幸せに慣れ過ぎて、昨日は今日の続きで、今日は明日の前振りだと思いがちですが、今日の一瞬は、今日しかない。エリザベス・ギルバート「食べて、祈って、恋をして」の中にも、今見て幸せなときに、「またここに来たいな」という友人に対して、「未来じゃなくて、今まさにここにいるのだから、今を存分に楽しめばそれが、幸せというもの」といった言葉がありましたが、自然を見ているとその言葉がストンと胸に落ちてくる気がします。

自然の破壊には、創造と再生がセットで組み込まれている。人間は…

 海が満ちて、干いていく。森がほんの1週間で再生していく。目で見えるものは、心で見ているということ。案外見ていると思っているようでも、自分が見たいと思っていないものは見えていないということに気付く。どこまでも深く私たちを包み、許容し赦しを与える地球という存在を、台風2号の破壊とそして再生、創造に見るような気がします。

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美言葉 14 食べて、祈って、恋をして

2011.06.08

エリザベス・ギルバート著「食べて、祈って、恋をして」

 最近読んだ本。「食べて、祈って、恋をして 女が直面するあらゆること探求の書」は、ジュリア・ロバーツ主演で映画化された原作になります。ヒラリー・クリントンもお気に入りの一冊とあるインタビューで応えているという、世界30カ国以上で翻訳され、700万部の売り上げを記録している大ベストセラーです。

 内容は、イタリア、インド、インドネシアの3カ国をめぐる1年の旅の中での、彼女自身の精神の旅を軸にしています。イタリアでは人生の喜びを、インドでは神と共にある心の静けさを、インドネシアでは人生の喜びに浸りながら心の静けさを維持するバランスを求めます。旅に出るきっかけとして、結婚生活の解消、泥沼の離婚騒動、溺れるような恋愛とその破たん、といった様々な挫折の中で、底なしの抑うつまで経験してこのままではだめになるという命がけの切羽詰まった状況がありました。

いつかは大海に流れ出る…?

 様々な場面で、泣き苦しみ、うまくいかない自分にうんざりしながらも、少しずつ昨日よりも今日、そして今日よりも明日と、一歩ずつ地道に、人生が進み始める様子は、きっと多くの女性が共感できることと思います。ただインドの場面は神に祈るという感覚が薄い日本人には少しなじみにくいような気もしました。荒れ果てた心と体を、イタリアの美食で心ゆくまでなぐさめ、インドで心の平安を得た、主人公がインドネシアでこの今の幸せを(独り身で誰にも左右されない生き方を)もう一度変えて、男性と恋に落ちるかの葛藤、その気持ちをくみ取りながら見守りつつ、彼女を愛する(決して押し付けるのでは、そばに寄り添いながら、彼女を安心させて、もう一度心を開かせる)ブラジル人のフィリペの存在。

 小説と一緒に映画も見ましたが、はっきり言って映画は面白くありません。小説の本筋は追っているのですが、小説の中の主人公の深い葛藤や精神的回復はほとんど描かれず、最後のブラジル人と恋に落ちるところなんか…え~~~そんな簡単に今まで通りに恋愛して、あんなに大ゲンカしたら今まで旅で何をしてたのかわからないじゃ~~~ん、とつっこみを入れたくなる感じ。最初から最後まで、ジュリア・ロバーツは普通にきれいなので、旅に行くきっかけとなったインドネシアでの治療師に最初に会ったシーンと、再会したシーンでの「あのころは哀しそうなおばあさんみたいだったけど、今は見違えるように美しく幸せそうだ」という物語の核心の部分も特に共感できずに、不完全燃焼な印象を受けました。頭で想像していた景色を映像で見る事が出来たぐらいしか映画の良さはないかも…、映画だけ見ると内容の浅い作品のように感じるかもしれません。

わたしのなかにいらっしゃる神様を尊敬する

 小説の中には、ステキな言葉もたくさん出てきます。

 遠くにある特別なことではなくて、神(ここでは宗教的な意味よりも、自分の中の答え、進むべき道と受け取りました)は自分の中にいるという意味で、

「わたしのなかにいらっしゃる神様を尊敬する」であるとか、

「しっかりと大地に足をつけることだ。そうすれば、この世にとどまることができる。だが、頭で世界を見てはいけない。頭ではなく、こころを通してものを見なさい。そうすれば、いずれ神を知ることになるだろう」 または、

「壊れた心の治し方なら知ってるわ。 ビタミンEを採る。よく眠る。水をたくさん飲む。愛した人からできるだけ遠い場所へ旅をする。瞑想する。これは運命なのだと心に教える。」 などなど。

 立場やその時々の状況によって琴線にふれる言葉も違うと思いますが。現代を生きる女性の味方になってくれるような、苦しんで、みっともなくあがいているのは何も自分だけではない、抜け出すまでに遠い道のりでも、その一歩を踏み出してみよう!そう思わせる元気になれる一冊です。

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美言葉13 「考運」の法則

2011.05.25

思考が未来を決める…?

 昨日たまたま引き寄せられるようにして読んだ、鳥飼重和著「考運」の法則という本。「考運」(こううん)とは、いいことばかり考えていると、いいことばかりが起こるという法則のこと。考え方が幸福になる運を運んでくることから、考え方と幸福になる運とを結び付けて、「考運」=「幸運」と表現したそうです。

 その中で、一番気に言った言葉を☆

 それは、「セレンディピティ」という言葉。初めて聞いた言葉で、意味は

 (何かを探しているときに別の価値あるものを見つける才能のこと)とありました。何か良くないこと、嫌なことが起こっても、「自分の人生が最悪な状態から最良へと向かっている途上であり、起きているすべてのことは最良に向かっている」という考え方をすること。そう考えることで、本当にそのようになっていくと言っています。

 私の場合、ちょっと違うかもしれませんが…。運転していて信号にやけにひっかかるようなあまり面白くないことが起こったとき!!「今日の悪いことは、これで全部終わったから、後は全部良いことが起こるに違いない」と思うようにしています。人は自分が想像できないことを実現することは出来ないといいます。幸せや成功を思い描けるだけで、すでに半分は成功したようなものなんだとか。逆に、失敗することや悪いことばかり考えていれば、そうなったときに「やっぱりな」と思うようになり、失敗のイメージが失敗を引き起こしているといいます。

 「言霊」(ことだま)という古来からの発想。言葉には思想には魂があるから、良い言葉、美しい言葉を使えば必然的にそうなっていく。反対に、悪いことばっかり言っていると「口に食われる」とも言います。どんなときも「私は幸せだなあ」とか、「いつもツイテルなあ」とか思えばそのようになるということの書かれた本です☆

神の島にかかるこの静謐な風景に出会えたのも幸せの一つ。

 もし気になる方は、ぜひ手にとってみてください☆

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