沖縄ウェディング プロデュース 「Love Baile(ラブバイレ)」

沖縄の精神文化 7 子宝の霊場(上)

2010.09.10

子宝の霊場浜比嘉島の森の中に大きな洞穴があります。

地元では、琉球開闢の祖神であるアマミチュー、シルミチューの居住したところと伝えられています。

毎年、年頭拝みには、神女(ノロ)が中心となって、海岸から小石一個を拾ってきて、洞穴内に安置された壺に入れて拝んでいます。

また洞穴内には鍾乳石の隕石があり、子宝の授かる霊石として崇拝され、信仰圏の広い貴重な霊場となっています。

シルミチューの霊場は、琉球王国の正史にでてくるようなものではなく、民間で生活に密着して信仰されてきたものです。

子宝の霊場若干薄暗く、木に囲まれているためでもありますが、空気が冷たい感じがします。空気が澄んでいます。

でも、この場所、とてもエネルギーが強いため、浜比嘉島に行くための、海中道路さえ渡れないという人もいるようです。

この霊場には現在も子宝にあやかるために、多くの人が参拝に訪れ、実際になかなか赤ちゃんに恵まれなかった夫婦がここに参拝したおかげで、待望の赤ちゃんがさずかったという話も多く聞きます。

神聖で、神秘的、エネルギーの渦に満ちた、現実世界とは一線を画す世界が広がっています。

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沖縄の精神文化 6 座喜味城

2010.09.07

座喜味城ざきみぐすく と読みます。

この城は、尚巴志の北山攻略後、論功行賞として、護佐丸に与えられます。

築城の名手として名高い護佐丸の手によって1422年に築かれ、城壁の上から眺める石積みの曲線美はグスク随一。世界遺産にも指定されています。

この城、城壁の曲線美で有名ですが、ここに面白い話があります。

座喜味城実は、この座喜味城は、もともとは戦いのための城ではなく、拝所のような場所で、女性の神様が治めていると言います。逆に、勝連城は、男性の神様が治めているとか。

この座喜味城、駐車場から城の城壁まで距離的にはそこまで長くないにもかかわらず、上り坂という立地的なことは抜きにしても、特に女性が上っている場合、距離以上の圧迫感で、息苦しくなるのだとか。

それも、女性の神様が、「この女は何者か」と見定めようとしているからだとか。

そこで、女神に許しを受けると、女神にとって害ではないと分かると、城内には行ったときに一気に、気分が晴れやかになり、気持ちの良い風を感じることが出来ると言います。

座喜味城確かに、上り坂は苦しかった。それが、神様のせいなのかは分かりませんが、でも、人間の力を超えた自然の場では、そういうことがあってもいいのかなと思いました。

その方曰く、ここは竜神が治めているとか。でも、竜神は男性の象徴で、女性のは鳳凰だったような…。とも…。

軽い都市伝説のようなものかもしれませんが、でも、自然と歴史が息づいていることこそが、沖縄の魅力だと思います。

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沖縄の精神文化 5 琉球七獄

2010.09.02

琉球七獄これは、「りゅうきゅうななうたき」と読みます。

これは、沖縄の国づくりの祖である「アマミキヨ」の国造りの軌跡を表しており、琉球王国の正史「中山世鑑(ちゅうざんせいかん)」(1650)にしるされています。アマミキヨという神様が女性なのか、男性なのかも諸論あり、両性ともいわれています。

また、アマミキヨにより国づくりのストーリーはいくつもあり、この琉球七獄のほかに、南城市玉城のヤハラズカサや、浜比嘉島などにも琉球開闢の伝説は伝わっています。

このように、狭い沖縄ではありますが、似たような伝説、神話が各地に残っています。口承で伝えられていく神話にはこのような特徴があり、各地で土地褒めの意味も込めて、このような似通った神話が生まれるのは、よくあることで、どこの地が正しく、どこは間違いということはないといいます。

琉球七獄ただ、正史である文献に記されている琉球七獄は、ある意味で証拠があるということで、崇められているのは間違いないようです。

一枚目の写真は、前回も出てきた琉球七獄の始まりの「安須森御獄(あすむいうたき)」

これは、3つの岩からなり、左をシヌクシ獄、真ん中をアフリ獄、右をシチャラ獄と呼び、3つの獄を総称して、「安須森御獄」といいます。

2枚目の写真は、南城市玉城の波打ち際にある「ヤハラヅカサ」で、これは、アマミキヨが「東方楽土」から渡ってきて、第一歩をしるした海中の岩礁で、この岩には、きちんと「ヤハラヅカサ」という文字が刻まれています。
写真の真ん中に映っているのがそうです。

干潮になると、もっときれいに見えます。

一口に沖縄と言っても、長く住んでいる人さえも知らない、たくさんの秘密があります。

ガイドブックに載っていない、沖縄の深部に触れる、それもリゾートウェディングの醍醐味であり、Love Baileの付加価値に出来たらと思います。

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