沖縄ウェディング プロデュース 「Love Baile(ラブバイレ)」

台風を乗り越えた自然の命の営みに感動する

2011.07.13

5月28日の台風2号から約1ヶ月半

 近年では、想像を絶する被害を出した台風2号から約1ヶ月半がたった、7月10日に「浜川御獄」を訪ねました☆そしたら、こんなに緑が育っていました。どんな困難も苦しい状況も、文句も言わずに耐え抜いて、耐え抜けなかったものたちは戦線を離脱していって…。でも、乗り越えられる多くのものたちによって、こんなにも新しい風景が美しく生み出されたことに、自然の奥深さを感じます。

1ヶ月半前の同じ場所

 こんな状況だったのに。

倒された木々で道もなくなってしまいました

 今では、枯れた木のわきから…

新たな…

 この写真の手前に画面を横切っている木は、左手の方に根っこがあり、そこから倒れて枯れているのですが、右手の方にその木から新たな息吹が芽生えています。

拡大してみると☆

 自然の中にいると元気になれます。大変なことが起こるのは何も人間だけではないという当たり前のことを実感できるから。そして自然は、自然の中で起こったことである限りは、絶対にどんな困難も乗り越えます。浜川御獄という神聖なパワーを持った場所で行われている自然の再生と創造を目の当たりにして、私自身の中に新たな力がわき上がってくるのを感じました。

お電話はこちら:090-1941-8853

沖縄の精神文化 11 太陽(てぃだ)の穴

2010.11.04

城門=太陽の穴?

 世界中にある太陽信仰。それは、琉球においても例外ではありません。

 琉球では、二ライ・カナイという海の向こう(特に東方)に別世界が存在し、そこには太陽の生まれる「テダが穴」が存在すると信じられてきました。当時に人々にとって地球は丸いという概念はなく、穴から生まれた太陽は上空を通り、やがて西方の「テダバンダ(太陽の崖)」に落ちていくと考えられ、沈んだ太陽は地底の穴をとおって、東方の「テダが穴」から再び生まれてくると信じられてきました。

 この発想は、琉球だけのことではなく、世界各地の遺跡にも同じような内容を伝える遺物が遺されています。私がこの話を聞いたのも、BSでやっていた「世界遺産」という番組で、アイルランドの世界遺産を紹介している中で、まったく同じようなことを伝えていました。

玉城城跡

 南城市にある玉城(玉グスク)の門は、夏至の日の出の方角とぴったり一致することが知られています。一年の中で太陽が一番長く輝く日に、グスクの中にエネルギーを取り込もうとしたことが想像できます。夏至の日の出の方角と一致するのは玉城だけではなく、中城や糸満城など、他のグスクにも共通してみられる構造ということです。また門だけでなく、建物も日中の太陽の方角、南に向けられているものが数多くあります。

玉城からみた景色

 古の建造物の空気を感じていると思うのが、現代の科学技術が勝っているわけではないのでは?ということ。あの時代に、太陽の方角に合わせて建物を建築できる技術がこの島国にあって、それは世界と大きく繋がっている、今よりももっとグローバルな世界観だったのではと思います。

 

お電話はこちら:090-1941-8853

沖縄の精神文化 10 房指輪

2010.10.26

房指輪

 

沖縄には、風習として(最近はほとんど行われておりませんが)、歴史的に嫁ぐ女性が房指輪という指輪を、両手中指につける習慣があります。ラブバイレでは、この房指輪を撮影の際などによく使用しています。

房指輪には7つのモチーフがかたどられ、琉球王国の士族の娘が結婚するとき、親が娘の一生、そして来世までも守られ、幸せでありますようにとの強い思いをこめて贈ってきたものです。 房指輪は、西洋の結婚指輪とは違い、新郎から新婦に贈るものではなく、新婦の両親が嫁入り道具として娘に贈るものでした。この指輪は、今の生活のように、毎日つけられるものではなく、嫁ぐときにつけた以外に何時つけられたのかは、文献にも残っておらず、正直良く分かっておりません。いつまで生活の中に息づいていたのか、90歳くらいの古老が子供のころに房指輪をつけて嫁ぐ花嫁を見たとの話があるので、今から100年前くらいまでは、首里・那覇にあった習慣のようです。

七つのモチーフ

扇、鳩、花、灯、蝶、魚、葉の七つの房は、それぞれが幸せな生活を続ける上で欠かせない、大切なものを表しています。房指輪とは沖縄王朝時代の婚約指輪で、伝統工芸である金細工(かんぜーく)で作られています。普通の指輪と違うのは、リングにジャラッと7つの房がついていること。

扇:末広がりの福

魚:食べ物に困らない様に

灯(灯明):先祖崇拝

鳩:平和の象徴

花:生活の彩

蝶:天国の使者

葉:着る物に困らない様に

房指輪のモチーフを用いたpokke104デザインのウェルカムボード両手中指につけます

 ウェルカムボードは、房指輪の7つのモチーフを入れた、pokke104デザインのもの。どこに、7つのモチーフが入っているのか探すのも面白いし、二人の結婚に幸多いモチーフになっています。

 右の写真は、手に付けた様子。二つの指輪を女性(新婦)が、両手中指につけます。二つあるからと言って、男性も付けるわけではないというのも、西洋の指輪文化とは違う、沖縄独特のものです。

 

と、モチーフすべてに素敵な意味が込められています。

お電話はこちら:090-1941-8853