沖縄ウェディング プロデュース 「Love Baile(ラブバイレ)」

沖縄芝居への意見…新聞に載りました

2011.04.26

これは私です☆

 4月20日(木)の琉球新報の芸能面に、沖縄芝居についての記事が載りました。その中にある、「沖縄芝居や組踊をしばしば鑑賞する女性(30)」というのは、私です。話の発端は、ラブバイレの衣装、着付け、髪結いを担当している金城真次さんからの電話。「芸能を実際にやっていない人で、良く舞台を見ている人の話を記者が聞きたいと言っているので、インタビューに答えていただけませんか?」というもの。

取材は30分ほどでした。

 明日までに取材をしなければならないということで、急きょ4月16日(土)に国立劇場のロビーにて公演までの合間に行うことになりました。私は、元沖縄タイムス社の社員で、今回の取材は、新報社…。どうしようかなあ…と思っていたのですが、なんと紙面の中では名前が消えていて(笑) どこにも迷惑も角も立たずに一安心☆という感じでした。

 取材の後に、仲のいい役者メンバーと話をしていて、みんなであらためて実感したのが、若い人で舞台を見に来る人が本当に少ないということ。

次の世代へつなぐということ・・・

 目先ではなく、長い目で見て、本当にいいものを、本物を残すということを私たちの世代が真剣に考えていかなければならない…。取材を受けながらそう感じました。

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伝説のジーファーによるフォトウェディング

2011.04.25

又吉健次郎さんの優しさにより

 今週の金曜日に行われるフォトウェディング。今回は、最高のサプライズがあります。それが、この金細工またよしの又吉健次郎さんのお父さんである先代のつくった家宝とも言える門外不出のジーファーを撮影で使わせていただけることになったこと。もともと、新郎新婦が又吉さんと懇意だったということと、ラブバイレの本物で行う真の贅沢というものを追求したいという想いに賛同して下さった、健次郎さんの優しさで、今回このような光栄なことが実現しました。

女性の前から見た姿と言われます。

 ジーファーとは、琉球女性を彩った、髪にさすかんざしのことです。王族階級、士族階級、庶民などによって、さすジーファーも色々あり、銀のジーファーは士族の女性の身につけるものでした。上の写真のように、前から見ると、顔、首、などの前からみた女性の美を表し、

女性のうなじの後ろ姿

 このように、反対にすると、髪を結った女性の後ろ姿、うなじなどのたおやかな美をであり、女性のシンボルでもあったといいます。健次郎さんの話では、ジーファーは女性にとっての分身でもあり、火事などのときには、その分身を火に投じて、火事が収まることを願ったと言います。

 ジーファーにまつわる琉歌も多く残っており、そのすべてが、女性の象徴としての何物にも代えがたい精神が宿っていることを感じさせてくれます。

琉球の美はそのシンプルさにあるのかもしれません

 ジーファーにしても、房指輪にしても、究極のシンプルさで、華美な装飾が全くない中で、でも、その一つがあるだけですべてが完成するような。そういった美意識を持っているような気がします。この曲線の美を現在引き継いでいるのは、健次郎さんただ一人。このジーファーを作る技には、大変な力がいるということで、女性にはなかなか後継者になることが難しいと言います。

 外国産の安いジーファーも確かに色々なところで目にすることができますが、琉球の精神が宿り、一つ一つを銀を溶かし黄金色に輝く宇宙から作り始める沖縄産のジーファーとでは、その輝きが全く違います。その、伝説のジーファーによるフォトウェディング。

 ジーファーは髪にさしてその美しさを表すので、撮影の後、またブログにアップしたいと思います。

 今週の金曜日は、きっと伝説がまた一つ生まれるフォトウェディングになることと思います。

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仲間由紀恵さん主演「テンペスト」撮影に参加しました。

2011.04.22

こんなに大勢のエキストラのみなさん

 昨日、4月21日(木)に、むら咲きむらで行われた、テンペストの撮影にエキストラとして参加しました。この日は、第1陣、第2陣といて、第1陣は朝4時半集合。私は、第2陣の11時集合でした。今回の役は、儀間ペーチンという美しく気障な役人の取り巻きのガールフレンドというところ。なので、紅型の衣装でした。

左3人は、とりまき役、右2人は、ジュリ役です

 左から3人の紅型衣装は、儀間ペーチンのとりまきの役。右の2人は、ジュリ(遊女)の役でした。集合時間は一緒だったのに、ジュリ役は、夜になってからの撮影ということで、かなり長い待ち時間がありました。撮影は、仲間由紀恵さんの寧温(ネイオン)と、塚本高史さんの喜舎場朝薫が、琉球王府の難関国家試験の合格発表という物語のかなり最初のシーンで、このときに、喜舎場朝薫と私がとりまきをやった儀間ペーチンが合格するというストーリーです。

 儀間ペーチン役は、松尾英太郎さんという背の高くてすごくハンサムで、きれいな顔をした原作のイメージにすごく近いステキな役者さんでした。ただのエキストラにもとても丁寧に気を遣ってくださる、外見だけでなく、内面もとても美しい方でした。

儀間ペーチンのとりまきと儀間ペーチンのお父さん役のエキストラで☆

とにかくたくさんの方がかかわっています

 映像の撮影現場を見るのは初めてですが、松尾さん曰く、とても丁寧に撮影しているとのことで、映画並みの撮影だったようです。エキストラもとても多くて、私たちは、19時過ぎに撮影が終了したのですが、その後深夜まで撮影が続き、残るエキストラの方も大勢いました。連日、スタッフの方も早朝から深夜までの撮影で、平均睡眠時間は2時間とか言っていました。

 一日でも大変なのに、これだけスタッフも出演者の方もモチベーションを保てるのは、この苦しさやきつさ、つらさがあっても、作品が仕上がった時の達成感がとてつもなく大きいのだろうな、と思いました。そうでなければ、絶対続けられないくらい、一見華やかに見える世界ですが、かなりきつくて大変なものだと心底実感しました。

夕暮れ時のスタッフのみなさん

 やっぱり、良いものを作るには、それだけのことをしなければならない。それが体感できたテンペストの撮影でした。仲間由紀恵さんも、塚本高史さんも何度も何度も同じシーン、同じセリフを色々な角度から撮影されて、それでも毎回きちんとしたテンションとモチベーションを保ち、これだけのハードなスケジュールの中、風邪も引かず、怪我もせず、とにかく自己管理がすごいのだろうなと、プロとしての生きざまを感じました。ロケが終わっても、5月からは東京でセットでの撮影が始まるそうです。まだまだ始まったばかりなのに、本当に先は長いなと思いました。役者の皆さんは、すごくすてきな声で、やっぱりテレビで見るよりもかなり華奢で、存在感とオーラがありました。ずっと見られるお仕事で、役者さんって本当に大変な職業だなあと思いました。楽屋でお会いした、聞得大君役の高岡早紀さんもとっても、美しくて透き通るような肌で、小柄で、でもオーラがすごくて。思わず目が離せませんでした。でも、どんなときも一挙手一投足見られるのは、とてもストレスがたまるだろうな、と見とれながらも思いました。

 現場では、テンペストでフォトを担当しているコウキさんにも会えて☆ラブバイレのモチベーションや、意識、プロとしての仕事の流儀も、テンペストの撮影を通して、さらに熱くなりました。

帰りのバスの中

 みんな、帰りのバスの中は、疲れと緊張でぐったりしてました。

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