昨日、4月21日(木)に、むら咲きむらで行われた、テンペストの撮影にエキストラとして参加しました。この日は、第1陣、第2陣といて、第1陣は朝4時半集合。私は、第2陣の11時集合でした。今回の役は、儀間ペーチンという美しく気障な役人の取り巻きのガールフレンドというところ。なので、紅型の衣装でした。
左から3人の紅型衣装は、儀間ペーチンのとりまきの役。右の2人は、ジュリ(遊女)の役でした。集合時間は一緒だったのに、ジュリ役は、夜になってからの撮影ということで、かなり長い待ち時間がありました。撮影は、仲間由紀恵さんの寧温(ネイオン)と、塚本高史さんの喜舎場朝薫が、琉球王府の難関国家試験の合格発表という物語のかなり最初のシーンで、このときに、喜舎場朝薫と私がとりまきをやった儀間ペーチンが合格するというストーリーです。
儀間ペーチン役は、松尾英太郎さんという背の高くてすごくハンサムで、きれいな顔をした原作のイメージにすごく近いステキな役者さんでした。ただのエキストラにもとても丁寧に気を遣ってくださる、外見だけでなく、内面もとても美しい方でした。
映像の撮影現場を見るのは初めてですが、松尾さん曰く、とても丁寧に撮影しているとのことで、映画並みの撮影だったようです。エキストラもとても多くて、私たちは、19時過ぎに撮影が終了したのですが、その後深夜まで撮影が続き、残るエキストラの方も大勢いました。連日、スタッフの方も早朝から深夜までの撮影で、平均睡眠時間は2時間とか言っていました。
一日でも大変なのに、これだけスタッフも出演者の方もモチベーションを保てるのは、この苦しさやきつさ、つらさがあっても、作品が仕上がった時の達成感がとてつもなく大きいのだろうな、と思いました。そうでなければ、絶対続けられないくらい、一見華やかに見える世界ですが、かなりきつくて大変なものだと心底実感しました。
やっぱり、良いものを作るには、それだけのことをしなければならない。それが体感できたテンペストの撮影でした。仲間由紀恵さんも、塚本高史さんも何度も何度も同じシーン、同じセリフを色々な角度から撮影されて、それでも毎回きちんとしたテンションとモチベーションを保ち、これだけのハードなスケジュールの中、風邪も引かず、怪我もせず、とにかく自己管理がすごいのだろうなと、プロとしての生きざまを感じました。ロケが終わっても、5月からは東京でセットでの撮影が始まるそうです。まだまだ始まったばかりなのに、本当に先は長いなと思いました。役者の皆さんは、すごくすてきな声で、やっぱりテレビで見るよりもかなり華奢で、存在感とオーラがありました。ずっと見られるお仕事で、役者さんって本当に大変な職業だなあと思いました。楽屋でお会いした、聞得大君役の高岡早紀さんもとっても、美しくて透き通るような肌で、小柄で、でもオーラがすごくて。思わず目が離せませんでした。でも、どんなときも一挙手一投足見られるのは、とてもストレスがたまるだろうな、と見とれながらも思いました。
現場では、テンペストでフォトを担当しているコウキさんにも会えて☆ラブバイレのモチベーションや、意識、プロとしての仕事の流儀も、テンペストの撮影を通して、さらに熱くなりました。
みんな、帰りのバスの中は、疲れと緊張でぐったりしてました。