沖縄ウェディング プロデュース 「Love Baile(ラブバイレ)」

琉装IN波上宮☆

2012.07.10

神聖な儀式を前に神に誓いあうお二人

先月の6月に波上宮にて挙式~ホテルにて披露宴を挙げられた、宮古島在住のお二人!!ラブバイレ初の琉装での挙式となりました。波上宮の神聖な雰囲気ととてもマッチした最高の挙式となりました。

梅雨の晴れ間のとても清々しいお天気でした。

梅雨の時期にもかかわらず、この日だけお二人を祝福するかのように清々しい青空がのぞき、その翌週は台風が来たということもあり、本当に幸先のいいスタートとなったお二人!!琉装での挙式を最初からご希望だったので、思い通りの出来に感激していただけて嬉しかったです☆

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妊婦だからこそ楽しめるおしゃれ~フラットシューズで魅せる~

2012.07.07

バレエのこのスタイルこそ究極の妊婦スタイル…??

今までは常に15センチのウェッジソールでかさ上げして魅せてきた私のおしゃれ。縦長に見せることの大事さを誰よりも何よりも分かっているからこそ、妊娠してその効用にすがれなくなった時は、目の前が真っ暗に…とまではいかなくても、あら困ったと思ったのは事実。

自分自身の身長だけで美しく魅せるにはどうしたらいいか。それが、フラットシューズで魅せるということ。

フラットシューズの醍醐味を一番実感できたのが、フルレングスのロングドレスとの好相性。今まではどんな時でもいついかなる時でも、ヒールを手放さなかったので、私の身長で地面すれすれのロングワンピースは、ヒールを履くとなんか違う…なんか…ダサい…となってしまい、結局箪笥の奥底へ。

それが、大活躍の妊婦おしゃれ。フルレングスのワンピースに、フラットシューズ、そして少しずつ丸みを帯びていく身体。これは、妊婦の究極の美しさではないかと思うほど楽しい。

体のラインを余り出さないゆったりとしたひざ下のワンピースとフラットシューズとの相性も抜群。これはもちろん、ヒールとの相性もかなり良いのだけれど、フラットシューズだと優しいというか柔らかい感じになります。女性にしか出せない柔らかみって、案外ハイヒールで出すのは難しいということに気付いた妊婦ファッション。ヒールで縦長に魅せるのは、強さやカッコよさ、ハンサムな美しさにつながるので、妊婦特有のコロンとまぁるい感じは、フラットシューズならではの美しさ。これは、可愛いというのとはどうも違う感じがします。

私にとって、妊婦は美しいという言葉の方が、可愛いよりしっくりきます。命を生み育てる責任を宿すからでしょうか。

今までと同じ環境であれば決して挑戦しなかったジャンル。それがノーヒールのフラットシューズ。新しい未知の領域に足を踏み入れるということは、必然的に新しい世界の中で新たな発見をするということ。

「たかが靴一つに」と思うかもしれない。でも、その靴一つに、面白さを感じるか、ヒールが履けなくなったストレスを永遠と思い続けて妊娠ライフを送るかでは天と地ほどの差が出てきます。

「たかが靴一つ、されど靴一つ」。フラットシューズを上手に魅せるということは、私にとって妊娠を肯定的に、新しい世界への信頼を感じる大きなきっかけとなりました。

それは、別に靴でなくても良いし、妊娠というきっかけでなくてもいいと思います。

人生の中では、どうしても環境が変化するそういうタイミングが存在します。その時に、それを前向きに上手く取り入れることが出来るか、変わりたくない、こんなのおかしい、と拒絶しながら変化を受け取るか、与えられるきっかけをどうやって自分の中で消化して昇華していくか…。

靴から随分壮大な話になってしまいましたが、一つ小さくても自信につながるということ。ヒールじゃなくても十分おしゃれは楽しめる、新しいおしゃれの視野が広がって嬉しい。その瞬間に、ストレスフリーな、どの瞬間も楽しめる自分を発見。そして、そういう穏やかさは、妊婦にこそ必要な精神状態。

赤ちゃんにとって、お母さんの心の動きはとっても重要。そして、赤ちゃんにとっても良いこと(ヒールを履かずにオシャレを楽しむ方法を見つけ出すこと)で、ストレスフリーになれるなら、こんな幸せはないのかもしれない。

フラットシューズの足元を見ながら、日々思います。(フラットシューズからはみ出た足の甲のお肉におびえつつも…)

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満員の会場で奇跡の舞台「白鳥の湖」

2012.07.05

ニーナ・アナニアシヴィリの奇跡的パフォーマンス

昨日行われた、沖縄タイムス創刊65周年プレイベント、ニーナ・アナニアシヴィリ&グルジア国立バレエ団「白鳥の湖」。この舞台は、沖縄の舞台芸能史のみならず、世界のバレエ史に後世語り継がれるのではないか、というほどの感動的なスペクタクルな舞台となりました。満員の客席からは、舞台が始まるのを待ちわびる、お客様のワクワクする想いが伝わってきます。

3日(火)は、二―ナの出演はなく、若手を中心に構成されたプログラム、さすがニ―ナが芸術監督として育て上げているバレエ団とあって、その群舞のフォーメーションの確かさや技術の高さが感じられる舞台でしたが、一方で要となる引きつける世界観が若干薄いようにも思える、ある意味で若手らしいフレッシュな公演でした。

そして昨日の4日(水)の公演!!舞台が開いた瞬間から、舞台から伝わる緊張感が違います。主役が違うだけで、こんなにも舞台が変わるのかとあらためて、ニーナ・アナニアシヴィリのカリスマ的すごさを体感しました。ニ―ナを中心に、ニ―ナが登場する前から舞台全体がニ―ナという核に向かって、強い力で渦を巻いているような、そういう力が伝わります。

そして、ニ―ナのオデットが登場。儚くも悲しく、どこかこの物語の結末を暗示させるような…、どこまでも静謐で内に秘めた憂いを感じさせる白鳥。稀代のパートナーシップを誇るデニス・マトヴィエンコとのパ・ド・ドゥ。デニスのまだ若く、感情に突っ走る若くもろい王子の精神をすべて分かった上で、それでも、彼の愛情を信じてみようとする、きっと上手くはいかない…そう分かっているようなそんな感情が踊りの細部から感じられます。ダンステクニックやそんなものはニ―ナの舞台では語る必要がないというか、それを大きく超越した、彼女自身の生き様や、精神世界の深さをまざまざと見せつけられるという雰囲気。

別人かと思うほどの圧倒的なオディール

そして、2幕でのオディールの登場。客席が今か今かと待ちわびる、そんな観客からのエネルギーの渦が、舞台に反映され、ニ―ナとデニス・マトヴィエンコのグラン・パ・ド・ドゥは、最初から最後まで拍手喝さい!!会場も舞台の一部になっているかのような、観客も出演者の一人のような。私自身、オディールのシーンのグラン・フェッテの終盤の拍手はもちろんいつも経験しますが、オディールのソロから拍手がなりやまず、グラン・フェッテになると拍手を超えた手拍子となり、ジークフリートの回転中も拍手が鳴りやまずという舞台は初めてでした。音楽と決める指先の絶妙な間合い、空気を一瞬で変える音楽性など、オーケストラと指揮者と舞台が最高の高まりで融合していく…。ニ―ナのオディールは、先ほどのオデットと同一人物とは思えないほど、妖艶で情熱的、王子を誘惑するのではなく、王子がオディールにあった瞬間に恋に落ちるのを最初から分かっているというような自信たっぷりで、自分というものを分かっている究極の女性、といった雰囲気。普段のニーナ・アナニアシヴィリの優しげで、偉ぶらない包み込む優しさとは全く違う、自分のエネルギーに全てを巻き込んでいくような、そんな女性に出逢えばあがなうことは出来ない…、そういう中で、もちろん王子は永遠の愛を誓ってしまいます。

そして、悲しい結末。2幕2場の湖のシーンでのオデットは、1幕でのオデットとはまた違う、瀕死の白鳥のような、いつ命が絶たれてもおかしくない、最後の最後に王子を感じたい…という雰囲気。裏切りや絶望をという表面的なものでは語れない、そうなることは分かっていた、だからこそこの最後の瞬間を、王子の愛で締めくくりたい、私にはそう感じてなりませんでした。デニス・マトヴィエンコの王子も、ただただオデットを愛するがゆえに間違いをおこし、それが結局は致命傷となってしまう…取り返しがつかない…という深い精神性を感じさせました。

10分を超えるカーテンコール&スタンディングオベーション

そして、終幕後のカーテンコール。「ブラボー」の掛け声とともに大きくなっていく拍手。そしてニ―ナが登場し、おじぎをした瞬間、客席が思わず立ち上がった、みんなの興奮が会場のボルテージをさらに上げ、1回目のカーテンコールでスタンディングオベーション!!普通東京などの公演でも、夜の公演は帰る時間などの関係から、カーテンコールの途中で席を離れるお客様というのは必ずいるのですが、それがほとんどいない。しかも、スタンディングになるタイミングは普通は、何度かのカーテンコールの後に、帰るために席を立ったお客様につられて、いつの間にかスタンディングオベーションになったというのが通常のパターンなのに、スタンディングオベーションをするために、みんなが席をたち、普段「ブラボー」なんて言ったことがないような子供や若い方も口々にこの感動を伝えたいがために、口にする!!この感動はまさに、バレエ史に残る奇跡的な舞台だったと思います。

ニ―ナもその想いにこたえて、10分を超える長い長いカーテンコール、そして白鳥の動きや、リフトをカーテンコールの合間にはさんで、沖縄の観客の情熱に応えてくれました!!!!

本当に素晴らしい舞台。ニーナ・アナニアシヴィリ&グルジア国立バレエ団「白鳥の湖」を招聘して下さった沖縄タイムス社にきっと多くの観客が感謝していると思います。ニ―ナにとって、はじめてボリショイの舞台に立った演目でもある「白鳥の湖」。思い入れの強い、そして世界中で一番愛されているバレエの名作、その人生最後の「白鳥の湖」をここ沖縄で、こんな素晴らしい形で観ることが出来たこと、私は今後も絶対に忘れません。

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