去った3連休、首里の街並みにほのかに香るさがり花のかぐわしい香り。夜にしか見ることの出来ない、幽玄の世界。クチナシの花のようなどこか隠微な香りがします。
手で触れると、花の手触りとは思えないような柔らかさと、一本一本の花弁の細さが不思議な感触となります。
白い色をよく見ますが、中にはピンクのさがり花もあります。美しい今の時期しか見ることの出来ない風景に少し贅沢な気分になりました。
波上宮での挙式の醍醐味は、写真映えするこの景観と、本殿への入場の厳かさがあります。普段は、和装での挙式が多い波上宮ですが、琉装でもこんなに美しくマッチします。
琉球の髪(からじ)がとてもお似合いの奥さま。三三九度の手元を彩る、金細工の又吉さん作成の「房指輪」が美しく情景にマッチします。そして髪のそば挿しとしても「房指輪のかんざし」を使用しているところがラブバイレならではのこだわりです。
沖縄ならではの、聖地である波上宮での、琉球の伝統衣装での結婚式は、ここでしかできないスペシャルな空間となります。今回は旦那さまが奈良県出身ということもあり、県外のお客様にも大好評でした☆
本格的な髪結いにより結われる女髪(おんなからじ)は、風をはらんで、美しく自然なふくらみとなります。暑い沖縄では、髪に風をまとうことで少しでも涼しく快適に過ごせるようにとの工夫がほどこされています。
沖縄で、本物による結婚式☆ぜひご検討ください!!
昨日、一昨日と梅雨が逆戻りしてきたかのようなぐずついたお天気だった沖縄。今日も午前中は曇っていますが、午後からは晴れてくるとの予報。週末の海の日の連休は、お天気に恵まれそうです。
最近読んで、素敵な言葉だなと思ったエッセイ。下重暁子「持たない暮らし」の中で
「美しいということは客観性を持つということだ。自分を客観的に見て、緊張感をもつこと。~自分しか見えていないから、だらけきっている。緊張感はなく、ほかが見えない。」という言葉。
ある一定の年齢に達した人にとって、それは男女を問わず、美とは客観性を冷静に持つということ。ただ造詣がキレイであるとか、スタイルが良いとかでは計り知れない、その人の深みや精神性がおのずと出てくる。そういう意味で、ステキな言葉だなと思いました。そして、もうひとつ。
「いつも自分に戻ること。自分を振り返ることを忘れてはならない。いま自分の言っていること、していることを自分がしっかり把握しておかねばならない」
という言葉。自分の心を映す鏡をもち、自己責任のもとに人生を歩んでいくことが、大人としての美だと。私はそう受け取りました。
本の中には、「ん??私はそうは思わないけどな…」という部分もあれば、漠然と思っていたことを言い当て妙にさらっとまとめてくれて、「そうそう、私もそう思う!!」という場合、全く知らなかったことを教え、世界を広げてくれるものなど、たくさんの言葉にあふれています。
何を受け取り、何を手放すか、全てを「あの本の中でああ言っていたから…」と受け取ると自分軸が混乱することになります。自分にとって大切なものだと感じれば受け入れ、実践する、違うと思えば、それはそれ。それこそ、下重のいう「持たない暮らし」なのかもしれません。
文庫本で小さく持ち運びもしやすいサイズ。暑い夏の昼下がりにでも、興味のある方はぜひご一読ください。