沖縄ウェディング プロデュース 「Love Baile(ラブバイレ)」

満員の会場で奇跡の舞台「白鳥の湖」

2012.07.05

ニーナ・アナニアシヴィリの奇跡的パフォーマンス

昨日行われた、沖縄タイムス創刊65周年プレイベント、ニーナ・アナニアシヴィリ&グルジア国立バレエ団「白鳥の湖」。この舞台は、沖縄の舞台芸能史のみならず、世界のバレエ史に後世語り継がれるのではないか、というほどの感動的なスペクタクルな舞台となりました。満員の客席からは、舞台が始まるのを待ちわびる、お客様のワクワクする想いが伝わってきます。

3日(火)は、二―ナの出演はなく、若手を中心に構成されたプログラム、さすがニ―ナが芸術監督として育て上げているバレエ団とあって、その群舞のフォーメーションの確かさや技術の高さが感じられる舞台でしたが、一方で要となる引きつける世界観が若干薄いようにも思える、ある意味で若手らしいフレッシュな公演でした。

そして昨日の4日(水)の公演!!舞台が開いた瞬間から、舞台から伝わる緊張感が違います。主役が違うだけで、こんなにも舞台が変わるのかとあらためて、ニーナ・アナニアシヴィリのカリスマ的すごさを体感しました。ニ―ナを中心に、ニ―ナが登場する前から舞台全体がニ―ナという核に向かって、強い力で渦を巻いているような、そういう力が伝わります。

そして、ニ―ナのオデットが登場。儚くも悲しく、どこかこの物語の結末を暗示させるような…、どこまでも静謐で内に秘めた憂いを感じさせる白鳥。稀代のパートナーシップを誇るデニス・マトヴィエンコとのパ・ド・ドゥ。デニスのまだ若く、感情に突っ走る若くもろい王子の精神をすべて分かった上で、それでも、彼の愛情を信じてみようとする、きっと上手くはいかない…そう分かっているようなそんな感情が踊りの細部から感じられます。ダンステクニックやそんなものはニ―ナの舞台では語る必要がないというか、それを大きく超越した、彼女自身の生き様や、精神世界の深さをまざまざと見せつけられるという雰囲気。

別人かと思うほどの圧倒的なオディール

そして、2幕でのオディールの登場。客席が今か今かと待ちわびる、そんな観客からのエネルギーの渦が、舞台に反映され、ニ―ナとデニス・マトヴィエンコのグラン・パ・ド・ドゥは、最初から最後まで拍手喝さい!!会場も舞台の一部になっているかのような、観客も出演者の一人のような。私自身、オディールのシーンのグラン・フェッテの終盤の拍手はもちろんいつも経験しますが、オディールのソロから拍手がなりやまず、グラン・フェッテになると拍手を超えた手拍子となり、ジークフリートの回転中も拍手が鳴りやまずという舞台は初めてでした。音楽と決める指先の絶妙な間合い、空気を一瞬で変える音楽性など、オーケストラと指揮者と舞台が最高の高まりで融合していく…。ニ―ナのオディールは、先ほどのオデットと同一人物とは思えないほど、妖艶で情熱的、王子を誘惑するのではなく、王子がオディールにあった瞬間に恋に落ちるのを最初から分かっているというような自信たっぷりで、自分というものを分かっている究極の女性、といった雰囲気。普段のニーナ・アナニアシヴィリの優しげで、偉ぶらない包み込む優しさとは全く違う、自分のエネルギーに全てを巻き込んでいくような、そんな女性に出逢えばあがなうことは出来ない…、そういう中で、もちろん王子は永遠の愛を誓ってしまいます。

そして、悲しい結末。2幕2場の湖のシーンでのオデットは、1幕でのオデットとはまた違う、瀕死の白鳥のような、いつ命が絶たれてもおかしくない、最後の最後に王子を感じたい…という雰囲気。裏切りや絶望をという表面的なものでは語れない、そうなることは分かっていた、だからこそこの最後の瞬間を、王子の愛で締めくくりたい、私にはそう感じてなりませんでした。デニス・マトヴィエンコの王子も、ただただオデットを愛するがゆえに間違いをおこし、それが結局は致命傷となってしまう…取り返しがつかない…という深い精神性を感じさせました。

10分を超えるカーテンコール&スタンディングオベーション

そして、終幕後のカーテンコール。「ブラボー」の掛け声とともに大きくなっていく拍手。そしてニ―ナが登場し、おじぎをした瞬間、客席が思わず立ち上がった、みんなの興奮が会場のボルテージをさらに上げ、1回目のカーテンコールでスタンディングオベーション!!普通東京などの公演でも、夜の公演は帰る時間などの関係から、カーテンコールの途中で席を離れるお客様というのは必ずいるのですが、それがほとんどいない。しかも、スタンディングになるタイミングは普通は、何度かのカーテンコールの後に、帰るために席を立ったお客様につられて、いつの間にかスタンディングオベーションになったというのが通常のパターンなのに、スタンディングオベーションをするために、みんなが席をたち、普段「ブラボー」なんて言ったことがないような子供や若い方も口々にこの感動を伝えたいがために、口にする!!この感動はまさに、バレエ史に残る奇跡的な舞台だったと思います。

ニ―ナもその想いにこたえて、10分を超える長い長いカーテンコール、そして白鳥の動きや、リフトをカーテンコールの合間にはさんで、沖縄の観客の情熱に応えてくれました!!!!

本当に素晴らしい舞台。ニーナ・アナニアシヴィリ&グルジア国立バレエ団「白鳥の湖」を招聘して下さった沖縄タイムス社にきっと多くの観客が感謝していると思います。ニ―ナにとって、はじめてボリショイの舞台に立った演目でもある「白鳥の湖」。思い入れの強い、そして世界中で一番愛されているバレエの名作、その人生最後の「白鳥の湖」をここ沖縄で、こんな素晴らしい形で観ることが出来たこと、私は今後も絶対に忘れません。

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妊婦だからこそ楽しめるオシャレ ~フラットシューズを選ぶ~

2012.07.04

バレエシューズもかわいくてオシャレ☆

妊娠前、靴好きの私が履いていたシューズのヒールの高さは、15センチ前後。低いものでも10センチ越えは当たり前。私にとっては、8~9センチは低いヒール。

だからと言って、一緒に歩く彼のの身長が高いわけではありません。私と1~2センチしか変わらない彼の身長なので、いつも私がにょきっと大きい感じ。ただ、私の体形が下半身デブで、上半身が細いので、がっちり体型の彼と並んでヒールを履いても、そこまで大女に見えなかった(見えていたかもしれないが…)という感じ。

その私が、妊娠して真っ先に考えたのが、「何を履こう…」ということ。

いくら妊娠初期は、お腹もまだ出ていないし、妊婦か分からないとは言っても、不安定な時期に何かあったら困るので、履物はやっぱりぺったんこなフラットシューズに変えたい。でも、買ったことがないので、自分の足に何が合うのかいまいちよく分からない。

何よりもう10何年も、ヒールを履くように足が形成されてしまっているので、ローヒールを履くと靴ずれが…。高いヒールより楽そうにみえますが、慣れるまでは結構違うところが痛くなるというのも新発見。そして、妊娠中を通してフラットシューズを履き続けて、実感したことは、ヒールよりもフラットシューズの方が、足全体にかかる負荷が平等なので、かかとの角質が固くなるという悲しい現実。でもこれ、妊娠で体重が増えて、それが足裏への負荷になっているんじゃないかという、旦那さまの厳しく冷静な意見に、「靴のせいだと思っていたかった…」と思ったのも正直なところ。

そんなこんなで、その後の生活は、大好きなヒールには目もくれず(だって買っても履けるのは何年も後だもの…)、ひたすらフラットシューズを追い求める日々。

最初は、とにかく低いヒールの靴を探さなければということと、冬だったこともあって、タイツに合わせられる靴を探していたのですが、そういう1足が見つかって後に軌道修正したことは、ずばり数は必要ないから、良い靴を買おうということ。

もともと必要に迫られてのフラットシューズということもあるけれど、これから子どもが生まれ、おそらく幼稚園に入るまでは、基本履き続けるシューズとなります。それなら、履いていてテンションの上がる靴、流行に左右されないカッコよさとおしゃれ感を出せる靴を買おう。

そう思うと、一つひとつはもちろん値が張りますが、どうでもいい靴をたくさん持っているより、場所もとらないし、長く履ける分長い目で見ると経済的だと思います。

あと気をつけたのが、フラットシューズで最近多い、トリ―バーチに代表されるような、くるんと丸まった、かかとが強いゴムで出来ているシューズは買わないということ。なぜなら、手を使わないと履けないから。

妊娠も後期になると、お腹が出っ張って、さっと履いて可愛く、さっと脱げて可愛いものじゃないと履きたくなくなってしまいます。よって履かなくなる…。赤ちゃんが生まれたら尚更両手は塞がっているから、靴を履くために手も使うシューズは非効率的。

という理由から、試着の際も、足だけで履けるかというのは最大のポイントとなりました。特に、サンダルなどで多いベルトを外して、また止めて、というようなひと手間もふた手間もかかってしまう靴は即却下。足がするんと入る靴を探し求める日々。

妊婦はどうしても太る。当たり前のこと。

そうすると、なぜか足と手の指が太くなる。妊娠後期には結婚指輪も入らず日々お留守番。眠っているときに足がつったり、こむら返りが起こったりということがない私でも、臨月にはかなり足がむくんでいます。このむくみをとるのに、ストレッチやらマッサージやらで1時間以上かかります。なのに、翌朝にはまたむくんでいるから悲しくなってしまう…。

だから、妊娠中のフラットシューズはサイズを選ぶのがかなり難しいです。

出産後も履くことをもちろん想定しているので、いつのタイミングで足にフィットしているものを買えばいいのか結構悩みの種。臨月の今では、妊娠初期~中期に買ったフェラガモのラバーシューズは日によって入らないこともあります。

そして、フラットシューズとヒールのウェッジソール(私はピンヒールを履かず、常に15センチ前後のウェッジソールを履いていた)では、足への負担のかかり方が全然違います。ハイヒールでは、やはり前に重心が来るのでサイズはピッタリの方が後々楽になるけれど、フラットシューズではべったりと地面に足がついているので、足がむくむと全体的に膨張するような感じになって、案外サイズは少し大きい方が楽だったりもします。もちろん脱げない程度にではありますが。

このように、妊婦になると選ぶおしゃれの方向が変わってきます、しかも劇的に。

そして、自分のおかれたタイミングに合わせたオシャレで楽しむ心を持てることが、大人の女性のオシャレの道につながっているように思います。

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妊婦のおしゃれ道 プロローグ

2012.07.01

子宝に恵まれるともいわれるパワースポットでの撮影の一年後に…まさか…

プロローグ

ラブバイレを立ち上げてちょうど2年が過ぎた現在。私は、臨月を迎えています。

直接のお客様には今までお伝えしていましたが、ブログなどでは一切触れてこなかった自身の妊婦生活。でも、結婚の延長線上に切り離せない形である、妊娠、出産という新しいジャンル。ラブバイレだからこその、切り口で妊婦生活をご報告できれば、そういう気持ちで書き始めました。

妊娠が分かったときの私自身の率直な感想…。もうおしゃれは出来ないのかも…。

女性は、例えば学生から社会人になるとき、結婚する時など、人生の節目において着るものを変えざるを得ない時があります。社会人ってどんな服装ならOKで、どこまでやったらNGになるの…とか、結婚したんだもの、相手に合わせなきゃ…とか、この私でさえそう思うのだから、おそらくほとんどの女性が経験しているおしゃれ道の通過地点だと思います。

でも、そんな中、今思えば一番おしゃれが変わらなかったのが、「妊娠」による変化のような気がします。私自身が自営業であり、自由業であるため、妊婦姿で出勤、ということがなかったせい?

でも、妊娠初期、「これからどうなっていくんだろう」「仕事もあるし、嬉しいけど大丈夫かなあ」と、少しナーバスになっていく心を受け止め、そして最高に前向きにしてくれたのは、人気スタイリスト大草直子の「マタニティーのためのオシャレ」という本。妊娠が分かって1カ月強。妊娠3カ月か4ヶ月かという時期でした。

それがどんなことでも、これから大きな変化が待ち受けているとき、どこかナーバスになってしまうことってきっとあると思います。そして、それがどんな理由でも、前向きに受け止めるきっかけを作ってくれる瞬間ってとっても大事。

オシャレが大好きな私にとって、妊婦がおしゃれをしてもいいんだ!!と思わせてくれた本。その理由が決して、オシャレでなくったって、自分の変化を肯定的に、信頼して受け止めることが出来るきっかけを早い段階にもらえたことはその後の長い妊婦生活において楽しみ方が増えました。(長いと思っていたのに、あっという間に臨月になり、大きなお腹に自分以外の愛おしい生命が宿るこの究極の体験にお別れしなくちゃいけないことに寂しさを覚えている今日この頃。)

徐々に体型が変わっていく中で、妊婦だからこそ出来るオシャレというカテゴリーに気づけたこと。妊婦は窮屈なんかじゃない。妊婦こそ何より自由だ!!そんな風に思います。

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