プロローグ
ラブバイレを立ち上げてちょうど2年が過ぎた現在。私は、臨月を迎えています。
直接のお客様には今までお伝えしていましたが、ブログなどでは一切触れてこなかった自身の妊婦生活。でも、結婚の延長線上に切り離せない形である、妊娠、出産という新しいジャンル。ラブバイレだからこその、切り口で妊婦生活をご報告できれば、そういう気持ちで書き始めました。
妊娠が分かったときの私自身の率直な感想…。もうおしゃれは出来ないのかも…。
女性は、例えば学生から社会人になるとき、結婚する時など、人生の節目において着るものを変えざるを得ない時があります。社会人ってどんな服装ならOKで、どこまでやったらNGになるの…とか、結婚したんだもの、相手に合わせなきゃ…とか、この私でさえそう思うのだから、おそらくほとんどの女性が経験しているおしゃれ道の通過地点だと思います。
でも、そんな中、今思えば一番おしゃれが変わらなかったのが、「妊娠」による変化のような気がします。私自身が自営業であり、自由業であるため、妊婦姿で出勤、ということがなかったせい?
でも、妊娠初期、「これからどうなっていくんだろう」「仕事もあるし、嬉しいけど大丈夫かなあ」と、少しナーバスになっていく心を受け止め、そして最高に前向きにしてくれたのは、人気スタイリスト大草直子の「マタニティーのためのオシャレ」という本。妊娠が分かって1カ月強。妊娠3カ月か4ヶ月かという時期でした。
それがどんなことでも、これから大きな変化が待ち受けているとき、どこかナーバスになってしまうことってきっとあると思います。そして、それがどんな理由でも、前向きに受け止めるきっかけを作ってくれる瞬間ってとっても大事。
オシャレが大好きな私にとって、妊婦がおしゃれをしてもいいんだ!!と思わせてくれた本。その理由が決して、オシャレでなくったって、自分の変化を肯定的に、信頼して受け止めることが出来るきっかけを早い段階にもらえたことはその後の長い妊婦生活において楽しみ方が増えました。(長いと思っていたのに、あっという間に臨月になり、大きなお腹に自分以外の愛おしい生命が宿るこの究極の体験にお別れしなくちゃいけないことに寂しさを覚えている今日この頃。)
徐々に体型が変わっていく中で、妊婦だからこそ出来るオシャレというカテゴリーに気づけたこと。妊婦は窮屈なんかじゃない。妊婦こそ何より自由だ!!そんな風に思います。