沖縄ウェディング プロデュース 「Love Baile(ラブバイレ)」

金細工またよしでウェディングの神聖さに触れるの巻☆

2011.02.19

房指輪のほかにもジーファーなど沖縄の精神文化があります

 ウェルカムボードや、引き出物でもたくさん協力していただいている、友人のpokke104さんの紹介で、金細工職人の又吉健次郎さんの工房におじゃましてきました☆御獄や拝所に匹敵する神聖な雰囲気に、ゆったりしているうちに、写真を撮るのをすっかり忘れ、かろうじてもらってきたパンフレットを載せています!!

 琉球王府の命により唐に留学、飾り職の技を修めた初代から数えて7代目になる又吉さんのお話は、その発するオーラに、癒されてとにかく気持ちよく帰宅しました!!

房指輪の7つのモチーフ

 房指輪の7つのモチーフは、魚(食べ物に困らない)、扇(末広がりの未来)、花(生活の彩、美)、蝶(天国からの使者、祖先崇拝)、葉(着るものに困らない)、そして今まで知っていたものは、鳩(平和)、灯り(未来を照らす) だったのですが、最近の研究から、これは桃(不老長寿)とざくろ(子孫繁栄、五穀豊穣)を意味しているとなってきるようで、又吉さんたちのパンフでもそうなっていました。戦前から戦後にかけて琉球の文化が卑下され、省みられなくなっていた中で、房指輪自体も失われていた時間があったといいます。

 今回お会いできた最高のご縁で(pokkeさん本当にありがとうございます☆pokkeさんのおかげです!!)、早速購入しました☆世界ふしぎ発見!!などのTV番組で紹介されてから注文が相次いでいるらしいのですが、なんとか購入することができました。琉装のウェディングでもなかなか本物の房指輪を使用しているところは少ないのですが、ラブバイレのお客様は、金細工またよしの伝統の房指輪を使用することができますよ。

 こんな小さなことも、大切な付加価値になれればと思います♪

お電話はこちら:090-1941-8853

始めての民俗音楽に感動☆

2011.02.15

台琉交流音楽会☆聴きに行きました♪

 2月15日(火)13時半から、沖縄県立芸術大学奏楽堂ホールでおこなわれた「台琉交流音楽会」を見に行ってきました。御座楽(うざがく)や、琉球舞踊、そして国立台北芸術大学音楽学部伝統音楽学部による民俗音楽を堪能してきました。

 御座楽(うざがく)とは、琉球王朝時代に演奏された楽曲で、歌のない「楽」と、歌を伴う「唱曲」に分類されます。琉球王国時代の江戸上りにおいて演奏されたとされていますが、楽器なども去った大戦によって失われ、音曲も実際には残っておらず、現在復曲が進んでおります。分かっていないことも多く、伝承が途絶えてしまった音楽を中国や台湾などから調査し、復曲が学術的にもすすめられている音楽です。なかなか演奏を聴く機会がないので、見る事が出来てとても参考になりました。

伝統楽器の琵琶

 台湾の伝統音楽を始めて聞きました。チャン・ツィーが出演していた「エンペラー」や、「レッド・クリフ」で諸葛孔明役の金城武が演奏する琴などを思い出します。始めて生で聴くことができて、沖縄の音楽とはまた違う、民俗音楽で、特に琵琶の演奏は耳に何時までも心地よく響きました。

 「現場百回!!」何事も経験してみないと好きか、そうでないかも分かりません。演奏会を聴き終わった後、芸大で行われていた卒展も見てきました。特に気に入ったのが、平川可奈子さんの「ティーガーデン」という作品☆そのかわいくも、どこか気だるげで、でもクールで少しアールデコ、ヌーボーっぽい世界観がとてつもなく印象に残りました。いつか出会えたら嬉しいな☆

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子の会 組踊「手水の縁」☆

2011.02.14

「出会いの場」 ここから物語は始まります☆

 先週末は、3日連続の国立劇場おきなわ通いでした☆ 2月11日(金)に行われたのが、伝統組踊「子の会」の組踊「手水の縁」☆

 私は、始めてみる演目で、しかも大好きな立ち方、地謡での演目だったので楽しみにしていました。何が良かったかって、舞台から良いものを伝えたい、発信したいという強い緊張感がビシビジ伝わってきたことです。舞台からの心地の良い緊張感が、客席にも伝わって、客席は音一つしない、張り詰めた空間が生まれていました。地謡の独唱も、これからはもう唄えなくなってもいいから、ここですべてを出し切りたいと思っているかのような、互いが今現在の最高級のものを生み出そうと思っているかのような…。ここ最近聞いたことのないような心を揺さぶる音楽でした。

 「組踊は聴きにいく」というのをまざまざと感じさせられた時間でした。

「忍びの場」 二人の美しさが光ります☆

 そして場面は、「忍びの場」へ☆玉津役の真次くんの衣装の美しかったこと☆もちろん、二人の所作の美しさ、動きの緩慢なところにある悠久の美。現代女性にはなかなか出せない、所作の何気ない美しさにため息が出ます。山戸役の佐辺さんのりりしさと真次くんの息をのむような美しさは、見るものに、組踊って遺産になるわけだよなと思わせます。

上の写真から、この所作になるまでの動きは、思い出すだけでうっとりします☆

 組踊では、様式美を追求するので、大げさな動きや、当て振りはあまりありません。そんな中、親に秘密の密会で緊張と高まりを表現するこの互いのひざに手を置く仕草は、鳥肌が立つような色香、つややかさを感じました。あからさまな性描写よりも、ずっとずっと想像力をかきたてるセクシーさ。この動きは、私たち女性に今こそ必要な美しさかもしれません。

「処刑の場」 玉津のピンチにかけつける山戸

 密会が親に知られることによって、処刑されてしまう玉津。その最後の場面にかけつける山戸。そして、父親の部下は、こんな二人の様子を見て、殺したことにして二人を逃がしてやります。白雪姫が、継母に殺されそうになるのを逃がす、猟師の場面のような感じ。真っ白い死に装束で舞台をはける玉津ですが、山戸はこの後、玉津のために着物を用意してくれたかな、そうじゃなかったら目立って仕方ない、とどうでもいいことを考えていたり…。でも舞台がまるで現実のようにリアリティーがあり、感情移入が出来たのがなにより楽しかったです☆

この写真は貴重です☆舞台終了後の集合写真♪

 舞台終了後の集合写真☆みんな、仲の良いメンバーで、過去に一緒に舞台を作ったこともあるので、想いもひとしお☆☆みんな「子の会」としての初公演だったので、舞台前の楽屋は緊張感でピリピリしていたとか。特に「手水の縁」は始めての演目だった出演者が多かったとのことで、とにかく緊張したとのこと。でも、観客の一人として、この想いの強さがきちんと伝わってましたよ☆次の舞台を楽しみにしています☆

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