最近はまっているエッセイ。暮らしやインテリア、生活に関する細々としたことを題材にした書籍がこんなに多く出ていたことに驚きながら、その時その時のインスピレーションで読んでいます。
その中でもお気に入りの三冊。
まず1冊目は、光野桃「個人生活 イタリアが教えてくれた美意識」という本。「ファッションもインテリアも『自分がどう生きるか』を形にしたものである」と、イタリアで出会った10人の生活とインテリアの術から発見したそれぞれの美意識をまとめたエッセイです。写真もついていて、その世界観や、生活の仕方はもちろんアパート暮らしの私がすぐにまねできることではありませんが、それでも参考になります。
2冊目は、村上春樹「もし僕らのことばがウイスキーであったなら」というアイルランドをウイスキーというカテゴリーから切り取った旅行エッセイ。私はウイスキーどころか、お酒が飲めないのですが、でも村上春樹らしいあの独特の文体が久しぶりに読んでも気持ちいい軽く読めるエッセイでした。
そして3冊目が一番気に入った、大原照子「シンプル家事ノート ラクして気持ちよく暮らすいちばん簡単な方法」という家事や掃除、など生活を扱ったエッセイ。その中には、クローゼットの整理という中で、ファッションについても書かれていて、70歳を過ぎてもオシャレに楽しく、かっこいい生き方がそのシンプルな文体から伝わってきてとてもやる気になった本です。シンプルに生きたいなら「ものを減らして」「家事はためない」この2つですっきり、きれいな住空間がつくられるという一貫したテーマで書かれたこの本は当面の私のバイブルになりそうです☆