沖縄ウェディング プロデュース 「Love Baile(ラブバイレ)」

美言葉 9 冲方丁(うぶかた てい)「天地明察(てんちめいさつ)」

2011.01.08

2010年の本屋大賞の本作

 2010年のベストセラー小説で、本屋大賞を受賞した本作。そのようなことを知らずに読み始めたのですが、読み始めたきっかけは私自身が、陰陽道や暦法などが好きだったから。それから、最初の1行が面白かったから。

 最後まで読みとおして、何かを始めようとしている人や、始めてみたけれど少し壁にぶつかっている人に最適な、後味のいい前向きな小説だと感じました。

 日本初の暦を作ることに情熱を燃やした江戸時代の渋川春海を主人公とした歴史小説。でもそれ以上に、何かを成し遂げようとすることの障害や壁、挫折や様々な困難を乗り越えていく春海の生きる姿勢や、人とのコミュニケーションの取り方など、生きる指南書としても面白いものでした。20代の若くて何もかもを早急に成し遂げようとする主人公が、40代の円熟の時期に差し掛かって、柔軟に味方を増やしていき、暦法を成し遂げていく様は、主人公の成長と人間関係の上手なあり方などを教えてくれました。渋川春海自身のキャラクターも、「こんな風になれたらいいなあ」とあこがれる部分もあります。

 もう一度読みたいそんな小説です。

自然の持つ偉大な力とそれを目指す人間の力

 写真は、年末に一年の願解きと新年への抱負を伝えたくて沖縄県内を周ったときのもの。この日の翌日からは天気が崩れてしまいました。冬の写真だけあって、光が弱くて、自然の優しい美しさを感じました。色んな事があるけれど、自然の中から得られる力ってやっぱりあるな。その場では分からなくても、少しずつ力がわき上がってくるのを感じます。明日は、久しぶりに天気が良くなるとか。車を走らせて、冬の海や山に行ってみようかな。

お電話はこちら:090-1941-8853

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