前回から、引き続き「姿勢」についてお伝えしていきたいと思います。
ドレス姿で高いヒールで過ごす場合、重要なのは、上半身のデコルテから腕、背中に向けてのラインになります。それは、細み、太めに関係なく、姿勢と程よい筋肉の付き方が重要になります。
デコルテ部分が張っており、肩の部分を外向きに広げることで、美しいラインとなります。
また、首のすじがでる角度を探し、それを魅せることで、さらに美しくなります。
ウェディングの打ち合わせではなかなか行われないことではありますが、このラインをさがすことこそ、ドレスにおいて必要なことと考えます。ただ着るだけでは、意識できないことがやっぱりあります。
背筋が伸びていないと、体にたるみが出来、それが太った印象を与えてしまいます。同じ体型であっても、背中が丸くなっていると、デコルテ部分が内側にはいり、肩が内側に入ることで、ラインに生活感が出ます。
姿勢を保つことは、インナーマッスルを鍛えますので、たとえ体重は変わらなくても引き締まった細身の印象を与えます。体重を気にする人は多いですが(そういう私もそうですが)、体重を書いて歩くわけではありません。体重が何キロでも、美しく魅せることが出来ればいいのです。
それには、「姿勢」。姿勢を良くするには筋肉をつけなければいけないので、背筋を伸ばすだけの日常生活でも、だんだん体に変化が出てきます。一日の大きな運動よりも、毎日の生活の中に小さなものを組み込む、これが、遠回りのようで実は近道です。
次の回では、女性一人ひとりのもつ「雰囲気」についてお届けいたします。