沖縄の夏と言えば、海、自然ですが、それとは一味違う沖縄の夏の楽しみ方☆
それが、沖縄芝居で「怪談もの」を見ること。夏真っ盛りの今日、36年ぶりの復活上演となった「十貫瀬の七つ墓(じっかんじのななちばか)」という舞台を娘も連れて見てきました。怪談ものですが、第1幕はそんな場面もそうそうありません。娘は、上演20分で早くも夢の中へ。でも、怪談ものに特有の「きゃ~~~」という叫び声や、「どろどろどろ~」のような効果音に、びくっ、びくっとしながら、かたくなに眠り続けていました(笑)
組踊とはまた違った魅力のある「沖縄芝居」。人間の悪や、闇、でも母の子に対する無償の愛や、真実の情けなど、見ごたえたっぷりの2時間20分でした。十貫瀬とは、今の沖縄の国際通りから一本入ったパラダイス通りと言われている場所が舞台。今も少しお墓が残っていますが、舞台の当時は薄暗くてとても田舎で…という場所だったようです。実話ではないようですが、話途中で主人公が殺されて井戸に落とされます。これが、貞子を彷彿とさせて、怖い怖い…。
沖縄でしか出来ない、沖縄だからこその夏の過ごし方。舞台を見た後は、急いでTVの前へ。興南高校の応援!無事勝てて、ベスト8です!
沖縄では台風の影響もあり、海での悲しい事故が相次いでいます。沖縄の海…自然…。住んでいる人でしたら、今日無理には一らなくてもまた良いお天気に行けばいいや!と思えても、観光で、今日、今入らないと次はいつ入れるか分からない、と思ったら、どうしても海に入ってしまって…という悲しい偶然が重なったのかもしれません。
また、県外の海って案外いつでも波が高いので、沖縄の人の感覚で波が高い!と思うのと、県外の人では感じ方が違うのかもしれません。このくらい地元ではいつもある波だから大丈夫!と思ってしまって、大変な事態を引き起こす場合もありそうです。
特に子どもを連れていると、ひやっとする部分は、大人だけよりもやっぱり増えてきます。晴れていても、風が強かったり、波がいつもよりもあるのが今年の沖縄の海の特徴です。2015年の夏は、海に向かない日が多くて、ちょっと悲しい(;;)
旅行では、出来る限りいろんな体験をしたいし、子どもと一緒でしたらさせてあげたいと思いますが、人間の力ではどうすることもできない自然が相手の時にはちょっと冷静になって。もしも、出来ないことがあるなら、またここに来て!!ってきっと土地の神様が言っているんだなと思っていただけたら嬉しいです。