来週の土曜日にあたる、1月14日(土) 18時30分~、国立劇場おきなわ大劇場にて、組踊「孝行の巻」が上演されます。出演は、沖縄伝統組踊「子の会」。玉城朝薫五番のうちの一つの作品で、大蛇がでてきたり、舞台装置が派手な演目でもあります。
その「孝行の巻」の舞台となった池が今も残っており、そこに行ってきました。
この場所は、嘉手納町と沖縄市の境、字屋良平山原の山中にあり、「ムルチ伝説」の残る地です。
ムルチ伝説では、義本王(ぎほんおう)の時代に北谷間切(ちゃたんまぎり)屋良村の茂呂奇(ムルチ)という古い沼に大蛇が棲んでいて暴風を巻き起こしたり、住民に禍を及ぼしたりしていたといいます。そこで、付近の住民は幼い子供を生け贄として捧げ、禍を鎮めていました。
ある年、非常に親孝行の娘が生け贄に選ばれ、娘は悩みましたが近隣の村々の住民を救うため年老いた母を遺し、生け贄となる決意をしました。すると、生け贄の儀式の最中に天神様が現れ、その大蛇を退治してくれました。
その話を聞いた義本王は、大変喜び、その娘を王子の妃として迎え入れ、年老いた母とともに幸せに暮らしました。
この伝説をもとにつくられた組踊が今回上演される、「孝行の巻」です。見てみたいな!!と思った方は、
新垣:090-8665-0458 か、ラブバイレまでお問い合わせください。
また、この場所に行ってみたいなと思った方は
この看板を探してください!!この看板の後ろに池に降りる階段があります。思ったよりも広いと感じました。ただ、すごく気の強いところなのか、とてもひんやりした、不思議な空間でした。