今日打ち合わせの帰りに、なんとなく訪れた、桜見。美しいピンク、薄紅色、紅色、そしてメジロの鳴き声。時折降る雨に、自然の匂い、土や木々の香り、緑の色の美しさにはっとして。桜も場所によって、白に近い薄紅色や、濃い艶やかなピンク。時折葉桜の、華やかな黄緑色とのコントラストで、ちぎり絵のような色の美しさ。ヘゴの新芽が芽吹いていたり。雨の中、車を降りて、雨を楽しみながら散歩をしてみました。歩くにちょうどいい暖かさで、雨でも寒くなく、雨にけぶる桜をはじめとする草木のエネルギーに心打たれたり。普段は、こんなゆっくり歩きながら見ることがほとんどないので、発見の多いステキな時間になりました。痛かった頭もいつの間にか治っていました。
メジロは、一つの木に群れのようにいたかと思うと、いつの間にかみんなで他の木に移動したり。雨が降り始める前の空に向かって飛んだかと思うと、急転直下で降りてくる独特な行動など、何時まで見ていても飽きない時間でした。
なんとなく行ったので、カメラを忘れてしまい、携帯での撮影。
こんな風に自然を楽しみたいと思ったのにはわけがあるんです。
前回紹介したニコラス・スパークス「きみによむ物語」この話は最近読んだ恋愛小説の中で群を抜いて、素晴らしく、読んだ後に自然に触れたくなる、心に暖かいものを遺してくれる作品でした。それもあって今回、桜を見に行って、行くだけでなく、車から降りて雨とともに散歩をしたわけです。詩的な気分にさせてくれる、ロマンティックな気分にさせてくれる小説なんです☆
そして、今回紹介したいのが、その続編の「きみに読む物語 もうひとつの愛の奇跡」この小説は、原題を「ウェディング」といいます。
結婚記念日29周年を忘れた夫が、妻の愛を取り戻そうと、1年かけて結婚30周年のアニバーサリーをサプライズします。こんな風に書くと簡単ですが、その中に出てくるガーデンウェディングを作っていくシーン、バージンロードが整えられていくシーン。そして、夫婦の子供たちとの触れ合い、何よりもそのラストシーン…と女性ならため息が出るような様々な最高のサプライズが待っています。二人の出会い、そしてなれ合い、でも過去は変えられないけど未来は変えていけると、愛を紡ぎだす主人公に、読み終わった後の幸せな余韻は忘れられません。このブログを読む方は結婚を控えている方も多いと思いますので、ぜひとも、「きみに読む物語」「きみに読む物語 もうひとつの愛の奇跡」を合わせて読んでみてください。愛する人に出会い、互いに惹かれあい結婚できる、一生添い遂げることのできる幸せをあらためて感じさせてくれる本当にステキな小説です。