ウェディングからもっと美しくなるウェディングビューティー第3回目は、
「指使い/手の表情について」をお届けいたします。
無意識になりがちな指先、手元ですが、これが案外手元一つで印象が全く変わってきます。
沖縄には、琉球舞踊の古典踊りで「しゅんどう」という演目があります。
そこには、美女と、仮面をかぶった醜女(しこめ)が出てきて、醜女が美女に一緒に遊ぼうよとしきりに声をかけるのですが、美女は見向きもせず、ブスがうつると言わんばかりに、無視し続け、最後に醜女が、やっぱり顔がよくても心がだめなら、ダメよねという感じで踊りが終わるという御冠船時代という琉球王国時代から続く踊りがあります。
その中で、特徴的なのが、今回のテーマである「指/手の動き」。
美女の手はきれいに閉じられて、真っすぐ伸びているのに対して、醜女の手はじゃんけんのパーの形で少し力を抜いたような感じで、美女の手の指先に緊張感があるのに対して、醜女の指先には緊張感がまるでありません。
このように、美と醜を分けるのは緊張感なのです。
でも手元の緊張というのは、案外難しいもの。そこで、一番簡単にできるのは、上の写真のように、手元を重ねて、手は閉じること。そして、第1回目の腕の使い方のように、腕にも緊張感を持てば、様になっていきます。
何かを持つというのも、手元が美しく見え、自然な緊張感を持たせる方法の一つ。モデルたちは、手の自然な表情のために、指先でペンを持ちながら、ウォーキングの練習をしたりします。
また、手のひらではなく、隣の写真のように手の甲の部分を魅せるようにすると、洗練された雰囲気になります。
手の甲の部分は、腕と一直線になるため、境目がなく腕を長く魅せるという効果もあります。これは、レギンスよりも、トレンカのほうが足が長く見えるというのと同じ効果です。
また、ドレスの一部をつかむというのも、指をどのようにしていいのか分からない場合に効果的です。
指先に大事なことは、緊張感と自然な流れ。
やりやすい美ポーズとしては、両手をそろえること、何かを持つこと、スカートの一部に手を添える、があります。
どう見られているかということを常日頃から、意識しておくとそれが、小さくても確実に美しさにつながっていきます。
意識しているのと、無意識とでは、雲泥の差。意識して、気付けば良くなる以外の道はないのですから。
Love Baileは、女性がウェディングから美しくなる、ウェディングが出発点になるそういうプロデュースを目指しています。
次の回では、「顔の角度について」お伝えしますので、ぜひ次も読んでいただけたら嬉しいです!!!