今帰仁城内の金比屋武(かなひゃぶ)を斬りつけた宝剣千代金丸についてのこぼれ話。
今帰仁城の霊石であり、現在も城内に残され、信仰の対象となっている金比屋武に斬りつけた、宝剣千代金丸(ほうけん・ちよがねまる)のその後について。
1416年、北山滅亡の際、尚巴志に攻められた北山王ハンアンチが城を守れなかったことに怒り、日々信心していた霊石の金比屋武を斬りつけて後、そのまま志慶真川(しけまがわ)に投げ捨てられた千代金丸。
これは、後に尚家に献上され、代々伝えられたとされています。尚家伝来の三振りの宝剣の一つで2006年に「琉球国王尚家関連資料」として、国宝に指定され、現在は那覇市歴史博物館に所蔵されています。
写真は、宝剣千代金丸に斬りつけられたと言われる霊石・金比屋武です。