沖縄ウェディング プロデュース 「Love Baile(ラブバイレ)」

展覧会から 3 ドガ展

2010.12.04

エドガー・ドガ待望の回顧展チラシより

 エドガー・ドガといえば、ドガの踊り子で有名なバレリーナを多く描いた画家。そのドガ展が、9月18日(土)から12月31日(金)まで、横浜美術館で行われており、見に行った。

 冷静さと機知をあわせもち、客観的な視点で近代都市パリの情景を描き残したエドガー・ドガ(1834年~1917年)。ドガは印象派展に第1回から出品し、そのグループの中心的な存在でした。しかし、屋外で光と色彩に満ちた風景画を描いた多くの印象派の画家たちとは異なり、主にアトリエの中で制作し、踊り子や馬の一瞬の動きや都市の人工的な光をテーマとして、知的で詩情あふれる世界を築きました。油彩のほか、パステル、版画、彫刻など様々な技法を研究し新しい表現を試みつると同時に、日本美術や写真など、当時紹介されたばかりの美術の要素を取り入れ、近代絵画の可能性を大きく切り開いた画家といえるでしょう。オルセー美術館の全面的な協力を得て、国内では21年ぶりとなるドガの回顧展。約120点の作品が展示されます。生涯を通じて新たな芸術の可能性に挑戦しつづけた画家ドガの、尽きぬ魅力を堪能できる展覧会。(チラシより)

 ドガとゴッホは同じ時代を生きています。ドガが裕福な家庭に生まれ、80年を超える長い人生を生きたのに対し、ゴッホは常に金銭的にもひっ迫しながら、37年の短い生涯を閉じます。

ドガの代表作、エトワール

 私は、バレエが大好きです。なので、ドガも好きなのだろうとよく思われますが、実際はそこまで好きではありません。今回の展覧会で、実際に見てみれば新たな発見があるかも思ったのですが、残念ながらやっぱり好きではありませんでした。「一瞬の中に見る永遠の美」をドガの絵は表現しているとのことなのですが、バレエの美しさは一瞬にしかなく、それを残すことができるのはただ見た観客の頭の中だけだと思います。また、ドガの絵からは、私自身は温かさや愛情のようなものを感じず、どうしても見ていて居心地が悪くなります。このドガの代表作「エトワール」も、エトワールの背後にいる黒服の彼女を囲うパトロンの現実的な生々しい描写など、美しいものの中の醜さを感じます。この絵に関しても、中野京子「怖い絵」の中でも紹介されているので、興味がある方はぜひ読んでみてください。ゴッホの絵の中には、混乱や憔悴などマイナスの感情であっても血の通った人間の気持ちが見えてきます。でも、ドガの絵は、被写体に対する感情を感じることができません。それが、私を不安にするのだと思います。芸術の専門的なことは全く分かりません。でも、好きなものは好きだし、どんなに有名でも自分に響かないものはそういうもの。自分の感情の赴くままに、想像力で感じることができる美術館や、舞台鑑賞がやっぱり大好きです。そして、それはその時の自分の状況などでも、変わってくるので、もしかしたらいつか、このドガの奥深い良さを感じることができる日がやってくるのかもしれません。

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