沖縄ウェディング プロデュース 「Love Baile(ラブバイレ)」

ラブバイレ初!!琉装での挙式が行われました☆

2012.06.18

ラブバイレ初の琉装での波上宮挙式でした☆

6月16日(土)に、ラブバイレ初の琉装での挙式を波上宮にて行いました。その前までは梅雨の影響でずっと、大雨続き…。しかもかなり大型の台風4号も接近とあって、天気を心配しましたが、結婚式の当日は、とっても良いお天気になり、素晴らしい一日となりました。

今まで波上宮では和装(白無垢)での挙式が多かったのですが、沖縄が大好きというお二人から、「挙式は琉装でしたいけど、どこでがいいかなあ」とのご相談があり、琉球八社の筆頭神社である「波上宮」をお薦めしました!!

波上宮に映える琉装のお二人は、たくさんの観光客の方に写真を撮られて少し恥ずかしそうにしていましたが、「ビューティフル!!」「コングラチュエーション!!」や中国語でのお祝いの言葉で様々な国の方に祝福されていました☆

琉装は、和装ほどは暑くないことと、ラブバイレでは専属の髪結い、着付けにより体や髪の流れに寄り添う風を感じるスタイルで髪結い、着付けを行いますので、思った以上にきつくありません。

琉装での挙式、ぜひご検討ください☆お二人のお写真が出来上がりましたら、随時アップしていきます☆

お電話はこちら:090-1941-8853

ウィーン国立バレエ団「こうもり」

2012.06.07

ローラン・プティの洒脱な世界

4月29日に東京文化会館で行われた、ローラン・プティ振付、そしてマニュエル・ルグリが芸術監督に就任して初めてのウィーン国立バレエ団の来日公演「こうもり」を見てきました。

ローラン・プティの振付というと、なんか面白くない(とても失礼ですが)という印象をずっと持っていたのですが、それが今まで見てきたものが悪かったということが良く分かる、やっぱりプティの世界は、西洋人の小さな顔に長い手足、そしてあの気障なことをやってもそこがかっこいいという美形でないと出来ないということを再発見する舞台でした。

ウィーン国立バレエ団は、均整のとれた長身のダンサーが本当に多く、プティー・チュチュとも言えるかなり短めのチュチュも日本人が着るとバランスが悪くなる長さですが、西洋人にはそのエスプリや洒脱感がより一層引き立ってかっこいい、大人の為のバレエという雰囲気でした。

夜な夜なこうもりのように夜遊びに出かける旦那をつなぎ止める秘策とは…?

内容は、夜な夜な夜遊びに出かける旦那をつなぎとめたい、美しいけれど子供や家庭で少し疲れている主人公。その主人公に旦那の遊び友達が与えた秘策は、美しくなり、旦那も惚れ直すような女性になるということ。その作戦は見事成功し、旦那は主人公に、自分の妻とは知らずにもう一度恋をして、彼女に夢中になります。そして、主人公は、旦那の背中に映えたこうもりの羽を切ることで、二人の平穏な生活が戻ってくる。という、オペレッタを題材に、こちらも「じゃじゃ馬馴らし」同様、もともとセリフや歌で表現していたものを、踊りで表現するという形をとっています。

旦那さんの遊び友達を演じたのが、円熟期のマニュエル・ルグリ。ヨーロッパでは芸術監督に専念するため、日本でしか踊らなかったという貴重な公演となりました。今までは、貴公子やどこか憂いのある美青年の役どころ、クラシックのダンスール・ノーブルがはまり役だったルグリが、狂言回りのような役を見事、さすがとしか言いようがないほどに演じ切っていました。でもそこはルグリ!!滑稽で、猿回しのようなおちゃらけた中にも、時折主人公に見せる、流し眼や、熱っぽいまなざしが、舞台に深みを持たせ、若手のダンサーを引き締める、素晴らしいポジションでの演出となりました。

右がマニュエル・ルグリ☆

この話も、大人が見て面白いバレエといった感じで、男性が気もそぞろな時は、それを攻め続けたり、攻撃するよりも、一歩引いて自分を磨くことで、自分にゆとりと余裕を持たせ、それによって逆に男性に追いかけたいと思わせる、手放したくないと思わせる、そういう男女の本当の駆け引きこそが、成熟していく関係だ。というフランスらしい恋愛哲学を底辺に感じました。

舞台装置や、プロローグのタキシード姿の男性が円陣をくみ、その中央の女性のドレスを持ちながら回る演出など、随所にスタイリッシュな演出がちりばめられた「こうもり」。素晴らしい舞台でした。

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シュツットガルトバレエ団「じゃじゃ馬馴らし」

2012.06.06

スー・ジン・カン&フィリップ・バランキエヴィッチの黄金コンビ!!

2012年6月1日・2日に東京文化会館にて行われたジョン・クランコ振付のシュツットガルトバレエ団「じゃじゃ馬馴らし」。日本では10年ぶりの再演ということ。私は初めて鑑賞しました。

初日1日は、スー・ジン・カン&フィリップ・バランキエヴィッチの黄金コンビ。シュツットガルトバレエ団では、踊る演目によってパートナーシップがおおよそのところ決まっており、「じゃじゃ馬馴らし」では、この二人は常にパートナーで踊っているということもあって、息の合い方が半端ではありません。

「じゃじゃ馬馴らし」は、ウィリアム・シェイクスピア原作の喜劇を、天才振付家ジョン・クランコがあの流れるようなセリフを、パントマイムとバレエだけの肉体表現で振り付けた傑作バレエ。初日のスー・ジン・カン&フィリップ・バランキエヴィッチは、特に、どこまでがマイムで、どこからが踊りか分からないほどの、名役者!!無声映画を見ているような、バレエという世界を超越した芸術性と、二人にしか醸し出せない一種独特の世界観が印象的でした。

2日昼公演は、アリシア・アマトリアン&アレクサンダー・ジョーンズのペア

変わって2日昼の公演は、アリシア・アマトリアン&アレクサンダー・ジョーンズの若手のペア。この二人は前日のスー・ジン・カン&フィリップ・バランキエヴィッチとはまた違う世界を作り出します。1日の二人が演劇的であったのに対して、アリシア・アマトリアン&アレクサンダー・ジョーンズのペアは、このシェイクスピアの世界をどこまでもバレエ的に表現します。まるで無重力のような肉体を感じさせないリフト、ヒロインのキャタリーナの疾風怒濤の性格設定も、どこか優雅で美しい。何よりもバレエの見せ場見せ場を超絶技巧で、圧倒的スケールで踊りきる二人の身体能力の高さと抜きんでた美しさは、シュツットガルトバレエ団の層の厚さを感じさせます。

コール・ドも含めて、シュツットガルトバレエ団でなければ到底創り出せない空気感を持った舞台となり、同じ演目を2度見たのですが、ダンサーによってこうも舞台の生み出す空間が変わるということに両日ともに感動、感激の舞台でした。

「じゃじゃ馬馴らし」のあらすじは、どこまでも強情張りの主人公キャタリーナに、求婚者のベトルーチオが、彼女の強情をあの手この手で挫き、最後にはお互いがお互いを認め合って素直になり、誰よりも幸福なお似合いの夫婦になるというもの。シェイクスピアの饒舌なセリフを多彩なアクション、マイム、コンビネーションに置き換えたパ・ド・ドゥで、ロンドン時代にはオペラやミュージカル、レビューの演出も手がけたジョン・クランコが、その演劇的手腕を総動員して創作した最高傑作とも言われています。

そして、この話は現代女性にもどこか通じるものがあるとも…。どうしても大切な人に素直になれなくて、つい意地を張ってしまって…、見た目が可愛らしくて可憐で男心をくすぐる女性(この話の中では、妹のビアンカがそういうキャラクター設定になっています)に嫉妬するも、自分ではどうしてもそんな振る舞いは出来ないし…。そんな中で、自分の意地っ張りでじゃじゃ馬な部分を全てひっくり返してくれる無頼漢ながらも、豪放豪奢な男性が現れて、始めて素直になる喜びを体感できる!!

素直こそが人生を幸せに喜びに満ち溢れたものに変えてくれるもの☆そして、一見じゃじゃ馬に見える強気で豪快な女性が実は知的で心が優しく、守ってあげたくなるような女性が実はしたたかで計算高いということもありうるよ!女性が必ずしも見た目と同じとは限らない、言いかえれば本を装丁で選んではいけないというシェイクスピアらしい洒落のきいた、他ではなかなか見ることの出来ないバレエでした☆

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