沖縄には、御獄(うたき)とよばれる、聖地、今流行りの言葉でいえば、パワースポットが県内各地に点在しています。
御獄(うたき)とは、森や御願所、グスクなどと呼ばれる聖地の総称。森とは、土や石、樹木が生い茂る、高く盛り上がった地形のことを言います。
御獄内部のもっとも神聖な場所には、「イビ」とよばれる霊石が祀られ、そこには神霊がよりつき、その前には香炉が設置されています。
沖縄の精神文化は、案外深く根付いています。
若い人でも知らず知らずのうちにというか、意識せずに生活の中に自然と溶け込んでいます。
観光に来る方は、もちろん沖縄の海にあこがれて来ると思いますが、沖縄ならではの、基層信仰にふれてみるのも面白いかも。
Love Baileでは、このように沖縄でしかできない体験をクローズアップした企画もどんどん考えていこうと思います。
写真は、琉球七獄(りゅうきゅうななうたき)の一つ、玉城(たまぐすく)アマツヅ別名玉城グスクから見た景色。城内には「天つぎあまつぎの御獄」と呼ばれる雨乞いの御獄があります。