沖縄ウェディング プロデュース 「Love Baile(ラブバイレ)」

伝説のジーファーによるフォトウェディング

2011.04.25

又吉健次郎さんの優しさにより

 今週の金曜日に行われるフォトウェディング。今回は、最高のサプライズがあります。それが、この金細工またよしの又吉健次郎さんのお父さんである先代のつくった家宝とも言える門外不出のジーファーを撮影で使わせていただけることになったこと。もともと、新郎新婦が又吉さんと懇意だったということと、ラブバイレの本物で行う真の贅沢というものを追求したいという想いに賛同して下さった、健次郎さんの優しさで、今回このような光栄なことが実現しました。

女性の前から見た姿と言われます。

 ジーファーとは、琉球女性を彩った、髪にさすかんざしのことです。王族階級、士族階級、庶民などによって、さすジーファーも色々あり、銀のジーファーは士族の女性の身につけるものでした。上の写真のように、前から見ると、顔、首、などの前からみた女性の美を表し、

女性のうなじの後ろ姿

 このように、反対にすると、髪を結った女性の後ろ姿、うなじなどのたおやかな美をであり、女性のシンボルでもあったといいます。健次郎さんの話では、ジーファーは女性にとっての分身でもあり、火事などのときには、その分身を火に投じて、火事が収まることを願ったと言います。

 ジーファーにまつわる琉歌も多く残っており、そのすべてが、女性の象徴としての何物にも代えがたい精神が宿っていることを感じさせてくれます。

琉球の美はそのシンプルさにあるのかもしれません

 ジーファーにしても、房指輪にしても、究極のシンプルさで、華美な装飾が全くない中で、でも、その一つがあるだけですべてが完成するような。そういった美意識を持っているような気がします。この曲線の美を現在引き継いでいるのは、健次郎さんただ一人。このジーファーを作る技には、大変な力がいるということで、女性にはなかなか後継者になることが難しいと言います。

 外国産の安いジーファーも確かに色々なところで目にすることができますが、琉球の精神が宿り、一つ一つを銀を溶かし黄金色に輝く宇宙から作り始める沖縄産のジーファーとでは、その輝きが全く違います。その、伝説のジーファーによるフォトウェディング。

 ジーファーは髪にさしてその美しさを表すので、撮影の後、またブログにアップしたいと思います。

 今週の金曜日は、きっと伝説がまた一つ生まれるフォトウェディングになることと思います。

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