沖縄ウェディング プロデュース 「Love Baile(ラブバイレ)」

琉球八社のひとつ 普天間宮

2012.03.15

初詣にいつもお世話になる普天間宮

昨日、プライベートで用事があり昼間の普天間宮へ!普段、初詣にしか行かないので、昼間にしか入ることのできない鍾乳洞の見学もでき、身近なところの神秘に感激☆

その鍾乳洞は奥宮とも呼ばれ、昔の普天間権現時代の阿弥陀・薬師・聖観音を象徴する自然石三体を安置しているそうです。洞穴の入り口に、生殖器を象徴する陰陽石が古くから置かれているそうですが、どれがそれだったのかは確認できませんでした。

普天間宮の創建時代は明らかではないようです。縁起として、観音霊験譚と、美女の神隠し譚があると普天間宮の資料展示室にありました。美徐の神隠し譚は、首里桃原の美女は人目を避け家に閉じこもっていたが、妹の夫に姿を見られたので家を飛び出し、普天間の洞穴に入り消えた。人々は尊んで神とし、参拝して福を祈ったそうです。

1644年から国王の巡拝地となり、庶民の参拝者も増え、鹿児島への航海や出漁など海への出の場合にも拝まれたようです。

廃藩置県の際に普天間宮と改称し、現在は本殿にイザナミ・ハヤタマノオ・コトサカノオ・天照大神が祀られ、洞穴には土着の神々である日の神、竜宮神・普天間グジー女神・天神・地神・火ヌ神・子授け神・十二支ヌ神も合わせて祀られているそうです。

確かに、美女神隠し譚は、天照大神の古事記の伝説に類似する点がありますし、普天間宮に昨日行ってみて、宮司さんが日本古来の神道でお祓いしている傍で、ウガミをしている光景など、八百万の神が当たり前に共存しているあり方は、とても自然で柔軟な情景だと感じました。

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