出産前の臨月の時から、なぜか心配だったことが2つありました。その二つについて先輩ママさんによく聞いていました。そして、どのママさんも「大丈夫だよ、絶対わかるから!」と言ってくれていたのですが、結局わからなかったこと…。それが、陣痛の痛み…。
私はなぜか陣痛の痛みが分かる気がしなくて、それをずっと心配していたのですが、その予感はずばり当たって、出産予定になっても陣痛の気配はなく、促進剤を使用しようが、階段を5階まで何回も上り下りしても、全く駄目…。1週間遅れても陣痛を実感することが出来ず、結局帝王切開になりました(悲)
そしてもう一つの心配が、母乳が出るかということ。うちは、母がたくさん母乳が出たとのことで、「あんたも大丈夫よ」と言われていたのですが、どうも母乳が出る予感がしない…と思っていたら、案の定母乳も出なくて(悲)。でも出産した病院は母乳推進という考え方で、何が何でも母乳での育児を薦めてくれて。初めての出産、経験したことのない想像のつかないことだらけ。乳頭は赤ちゃんの口の圧に耐えられず、裂けてしまい血だらけ。しかもそれを赤ちゃんが飲んでしまい、赤ちゃんの口も血だらけ。そして胃の中にも入ってしまったようで、血を含んだ嘔吐をさせてしまったり…。
病院の先生に赤ちゃんが血を吐いたと言われた時には、目の前が真っ暗。赤ちゃんを苦しめてしまったとか、病気だったらどうしよう…とか悲しみや不安、色々な感情で涙が止まらず、今思い出しても涙が滲んできます。
どうにか母乳での育児を頑張ろうと思ったのですが、やっぱり母乳が足りなくて、その時は赤ちゃんも大泣きの大泣きで、お互いに苦しみました。「母乳で十分足りてますよ」という病院の言うことを鵜呑みにしていたのですが、母が言うには「絶対お腹がすいているんだよ。ミルクを足してあげなさい。」私と母、そして娘の3代にわたって、とてつもなくキツイ1週間でした。
「母乳じゃないと駄目なんだ」という先入観を無くして、「ミルクでも赤ちゃんが満足そうならそれで大丈夫」と気持ちを切り替えられるまでは、かなり苦しい1週間でしたが、今ではそれも大切な思い出になっています☆