今月末に行われるウェディングにはたくさんのはじめてがありますが、そのうちの一つが、ウェディングドレスに房指輪と房指輪モチーフのピアスを付けること。
房指輪とは、下の写真のこと。かつての琉球王国時代、首里の士族の娘さんが嫁ぐとき、両親が花嫁道具の一つとして持たせたもの。両手の中指につける豪華絢爛な金細工で、士族の場合は銀を用いますが、王族は金で作られた房指輪をつけて嫁いだそうです。
房指輪はまたの名を「七房」ともいいます。なぜなら7つのモチーフが指輪についているから。
葉:着るものに困りませんように。花:美しさと人生への彩り。魚:食べ物に困らないように。扇:末広がりの未来。蝶:先祖からの導き。桃:不老長寿。ざくろ:子孫繁栄。
というように、モチーフすべてが幸せな未来を暗示するものです。これこそまさに、沖縄でしか出来ないものこだわりのアイテム。ドレスとの相性は、またあらためてアップしますので、お楽しみに☆