沖縄ウェディング プロデュース 「Love Baile(ラブバイレ)」

クリエイターのかみがたり展

2012.02.13

県内の有名クリエイター、一堂に会しての展示会

昨日まで県立美術館博物館で行われた、「Kamigatari」(かみがたり)展。今回のテーマは、「紙で思いを語る」「紙が思いを語る」というコンセプトのもと、個々のクリエイターが紙に思いをのせて、新たな切り口で作品を創作。

ラブバイレでもお世話になっているこちんだアトリエの名嘉太一さん、名嘉恵利子さんの照屋漆器店とのコラボである仏具をカルチャーとして紙でパッケージデザインする素敵な試みは、思わず欲しくなるカッコよさ。また、ウェルカムボードでラブバイレとコラボしているpokke104さんの、紙で描くアートは、今すぐに持ち帰りたくなるくらいかわいくて、彼女らしい愛に満ち溢れた作品。また、ラブバイレの名刺やフライヤーを手掛けているビバーチェデザイナーのちひろさんの紙でつくるアクセサリーは、手に触れることが出来ないのが残念なほど、どれも着けてみたくなるかっこいいネックレスでした。

会場内が撮影禁止だったため、写真でお見せできないのが残念!!最終日の昨日は、若いカップルから、小さなお子さん連れの家族など幅広い客層で埋め尽くされていました。素敵な展示会でした☆☆

お電話はこちら:090-1941-8853

ボリショイバレエ2012日本公演「白鳥の湖」

2012.02.12

私の大好きなスヴェトラーナ・ルンキナの白鳥&黒鳥に垂涎!!

2012年2月9日(木)13時開演の「白鳥の湖」。さすが東京といった感じで、平日の昼公演にもかかわらず会場は満員でした。

白鳥の湖ほど、有名でしかもヴァージョンの多いバレエも珍しいですが、今回のユーリー・グリゴローヴィチ版の白鳥の湖はその中でも、最高傑作と思うほどの素晴らしい振付、演出でした。バレエは、同じ演目であっても振付・演出や、バレエ団、ダンサーによって全く異なる魅力を放ちますが、今回の公演ほどそのことを魅せ付けられた舞台はありませんでした。

今回の演出は、王子の内的世界を中心に物語が進行していき、白鳥であるオデットに出会い惹かれ、そしてオディールに出会い惹かれだまされる有名なシーンも、通常だと王子がどこか滑稽で間が抜けた印象になるのですが、ユーリー版では、そこに行きつく葛藤や、愛や情感が、ドラマティックに演出され、クラシック的ではなく、ドラマティックバレエのような演劇性を色濃くし、しかもその中で、ダンサーの持つ表現力、技術力は大胆に表現され、「マイヤーリング」や「マノン」「オネーギン」を見たときのような深い感動の舞台でした。

セミューン・チュージンとルンキナのコンビも最高でした☆

ルンキナのオデットは、あまりに弱弱しく、芯のない雰囲気だったのですが、それもその後のオディールへとつづく伏線だったようで、情熱的で生命力にあふれた力強いオディールは圧巻!!繊細で儚げ、目を離した瞬間にふっと消えてしまいそうな薄幸のオデットの魅力、そして力強く、生命力にあふれエネルギッシュでカリスマ性とオーラに満ち溢れたオディールの美は、女性の持つ対極の美しさであり、二面性とも感じられます。

音楽の使い方や、オディール登場のシーンに黒鳥を引き連れる演出、どれをとっても今まで以上に納得の舞台構成で、ユーリー・グリゴローヴィチ版の白鳥の湖に出逢えたことに心から感謝する、最高の舞台でした!!!

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ボリショイバレエ2012日本公演「ライモンダ」

2012.02.11

ライモンダにはボリショイ看板スターのアリーヤ・アレクサンドロワ

2012年1月31日~2月9日まで東京文化会館で行われた、ボリショイバレエの日本公演。今回は、ボリショイの十八番とも言える「スパルタクス」そして、「ライモンダ」「白鳥の湖」が上演されました。

私はその中で、2月7日・2月8日の「ライモンダ」と、2月9日の「白鳥の湖」を見てきました。

「ライモンダ」は全幕で踊られる機会が少ない古典バレエの演目ということもあり、私自身はじめて観る作品なので特に楽しみだったのですが…。ある意味で言うと、なぜ全幕で踊られる機会が少ないのか納得という作品でした。

コール・ドも含め出演人数はかなり多く、舞台装置も大がかり、クラシックバレエらしい演劇性よりも踊りが中心の演目にもかかわらず、その肝心な踊りが何よりも地味…。リフトや個人の技を競うような回転があるわけでもなく、だからと言ってしみじみとした情感を感じさせるわけでもなく…。今回は2日間、鑑賞したのですが、出演者としては7日は主役にボリショイの看板ダンサーである「マリーヤ・アレクサンドロワ」に期待したのですが。なんと、プリンシパルにも関わらず、特に難しくないリフトで相手役の「ルスラン・スクヴォルツォフ」とタイミングがあわずにリフトに失敗。その後は、コール・ドに乱れがあったり、コール・ドの一人がヘッド・パーツを落としてしまったり…と、天下のボリショイとも思えない内容…。一度、舞台に対する集中が途切れると、その後はなかなか舞台に入り込むことが出来ず、腑に落ちない出来に私自身は茫然…。

ミハエル・ロブーヒンのアブデラフマンには感動!!

そんな中、敵役であったサラセンの騎士のアブデラフマン役である「ミハイル・ロブーヒン」の音楽をつかむ演技には脱帽。体が音楽で出来ているようなそんなリズム感。着地の瞬間、ポーズの瞬間の間と、ボリショイ劇場管弦楽団の演奏がバッチリと決まっていく快感は初めての経験でした。

同じ演目を2回見ての感想は、演じ手によって作り出す世界観が全く違うということ。マリーヤ・アレクサンドロワの「ライモンダ」は失敗はありましたが、それでもボリショイのスターとしてのカリスマ性、オーラが素晴らしく。そして解釈としては、ライモンダの婚約者の騎士であるジャンと、ライモンダに激しく求婚するサラセンの騎士のアブデラフマンとの三角関係のような、二人のタイプの違う男性に惹かれながらも、最終的には婚約者に落ち着く…という印象を受けました。

翌日の、「マリーヤ・アラシュ」のライモンダはというと。同じくボリショイのプリンシパルではありますが、おそらく日本での人気は、前日のマリーヤ・アレクサンドロワのほうが高く、それでも、繊細で丁寧、派手ではないけれど、誠実で真面目な印象を受けました。その印象は、役柄の解釈の中にも表れていて、彼女のライモンダの場合は、サラセンの騎士に惹かれるようなそぶりは全くなく、完全なる拒否!婚約者が現れると、そこに助けを求めるような安心した表情を一瞬だけ浮かべた演技で、一人の男性をどんなことがあっても一途に愛する純真で生真面目なライモンダという世界観をはっきりとあらわしました。

私自身は、失敗もなく完成度の高い舞台であった8日の公演のほうが好きでしたが、やはりファンが多いからでしょう。7日の「マリーヤ・アレクサンドロワ」の出演の日の方が、拍手は大きかったように感じました。

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