沖縄本島最北端の御獄(うたき)で、航海の安全を祈る女神官「ましらて」の鎮座する御獄と言われています。
岩肌の山道を往復一時間以上かけての、険しさの中、隣の写真は、その頂上からの圧倒的な景色。
東に国頭の連山、西に東シナ海の大海原、南の崖下には宜名真海岸、そして北には辺戸岬と与論島を一望することができます。空気の本当に澄んだところで、空気を食べているような、とても神聖な空間でした。
拝所も全部で6か所あり、そのすべてに手を合わせ、ここは、人間の場所ではなく、神の空間。神の領域。ということを感じさせるものがありました。
まさに神が鎮座するにふさわしい、現代においても太古の神秘が色濃く残るそういう空気を持ったところでした。
この安須森御獄は、天帝の名をうけたアマミキヨが、天から土石草木をもらって島を作った一番最初の場所と言われています。